スローフードベルリンからの便り

投稿日 2010年10月12日

スロフードベルリンのメンバー河野章子さんから、便りが届きました。ベルリンは、日本最北の地、北海道の稚内(北緯45°20′)よりもずっと北の、北緯52°30′(日本付近で言えばサハリンの北部)にあります。でも、ぼくの印象では、冬は位置から想像するほど寒くはありません。札幌の冬の方が、ずっと寒いです。そんなベルリンにも、秋色は濃いようですね。

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ヤギのエコ農家を訪ねて

↑ヤギのチーズを、焼いたパンに載せたサラダ

10月10日の日曜日、私たちスローフードベルリンのメンバー20名は、約130キロ離れたヤギと乳牛のエコファームを訪ねました。ドイツでは料金さえ払えば、地下鉄やその他の電車の車内に自転車を持ち込める為、20名のうち15名は電車と自転車にて現地に集合しました。(ちなみに、自転車料金込みで、約100キロの往復運賃は一人あたま1200円くらいでした。)

↑クヌーデル(パンと卵の団子)

日本では、羊やヤギのミルクと肉はあまり食卓には並びませんが、ヨーロッパでは季節ごとに欠かせないものとなっています。日本人の私は、いまだに羊やヤギの独特の香りと味に馴染めませんが、ドイツ人がとてもおいしそうに食べているのを見て、食文化の違いをつくづく感じています。経営者とコックさんたちは、とても若く、また内面から湧き出てくるパワーとやさしさがありました。きっと自分たちの仕事を誇りに持って、楽しんでいられるのですね。

↑ヤギ肉の煮込み、クヌーデル添え

私が子供の頃、神戸の六甲の酪農園で絞りたてのヤギのミルクを飲んだ覚えがあります。あまりおいしいと感じませんでしたが、、、。

ドイツでは絞りたてのミルクをRohmilch(ローミルヒ、生牛乳)としてその場のみで売られ、その価値は誰もが知っています(火入れを

↑ヤギのミルクのアイスクリーム、2種の木の実ソース添え

していないミルクはすぐに悪くなるため)。あるジャーナリストによれば、そのミルクを布で覆い、窓のそばにつるして水分を濾すと、固形物が残り、それをバターかチーズのようにしてパンにつけて食べるのだそうです。ビタミンやミネラルがたくさん取れる食材なのです。

ヤギをなでた手が、ヤギの肉とチーズのにおいがしました。やはりいまだに馴染めません。

スローフードインターナショナル副会長       ヴァンダナ・シヴァさん 東京で講演

投稿日 2010年10月01日

9月29日、午後3時半から新宿の京王プラザホテルで、スローフードインターナショナル副会長、インドの物理学者・社会運動家・エコロジストであるヴァンダナ・シヴァさんの講演がありました。これは、私が所属する日本ペンクラブが開催した「国際ペン東京大会2010」のプログラムのひとつ、<国際環境文学者会議 - –環境文学     いま、何を書くか>と題されたものです。シヴァさんは前日、日本に着き、当日(29日)の夜インドに帰るという超ハードスケジュール。それにもかかわらず、講演のあと、SFすぎなみTOKYO代表の佐々木俊弥さんと短いながらも会ってくださいました。

以下、講演と会談の内容です(文章はToshi-Shunさん)。

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ガイアとは、自ら組織化を行うライフシステムである。
われわれ人類は、自然の一部としての存在であり、その意味では平等である。
しかし、人類は自然を征服し、コントロールするものとみなしてきた。
私たちの種も会社が特許で押さえ、莫大な利益を得ている。
それを打破するには、生物多様性の活用しかない。
どうやって?
恩恵を分かち合うという精神が必要だ。
ニームはインドで普通に生活とともにある植物だったが、特許で押さえられ33,000人もの人が農薬被害で死んでいる。
バスマチ米はアメリカのテキサス州の会社が特許を押さえてしまった。
モンサントは、今日最も大きな種の所有会社の一つだ。
たった5つの会社で得る特許収入は、年間1兆ドルにものぼる。
遺伝子組替えの技術の発達で、人間の遺伝子を羊に組み入れてミルクがでやすいようにしたりしている。
かつて、インドには20万種ものお米があった。
大豆の特許もモンサントが押さえ、ラウンドアップという自社の農薬とセットで種を売っている。
小麦も、綿花もそうだ。
5ルピーの綿花の種が、特許料込みで3,000ルピーで売られる。
これで20万人もの農民が自ら命を絶った。
種を守るべく“Navdanya”という村で種の保存を行っている。
50万人の農民が、そこではオーガニックな農業を行っている。
この東京でも、私が関わるスローフードの仲間が、在来のトウガラシの種を配布し広げている。
ブータンではGNP(国民総生産)の代わりにGNH(国民総健全性)を基準にしている。
自然の一部としてのわれわれの生を取り戻すべきときだ。

講演終了後、すぐ飛行機に乗らなければならないというシヴァ氏に、ほんの少しなら、ということで、インタビューを試みました。

ぼくが真っ先に投げかけた質問は、
「オバマ大統領を、どう評価しますか?」

シヴァ氏の答えは、
「とても注意深く見守らなければなりません。彼の周りにいるのはモンサントと関わりのあるブレーンばっかり。ということは、生物多様性やエコロジーとは真逆なことを彼は目指しているということです。
ミシェル夫人がホワイトハウスの前に有機の農園を作ったりしているのに夫婦で正反対のことを行っているのは、全くもって解せません。」

「スローフードUSAは運動としてはとてもよくやっていると思いますが」

「よくやっています。ジョシュ(ヴィアテル)のリーダーシップが功を奏しています」

「アメリカのような明確な運動目標を、日本ではなかなか見つけにくい。ご存じのように、日本の食料自給率は40%とされ、それを当面50%に上げていくというのが国の目標です。しかし、その背後でF1種の科学技術がものすごく発展しています。ぼくはそこに危機感を感じています。日本のスローフード運動に、どのような活動をすべきか、アドヴァイスをいただけますか?」

「F1の種ではない、在来の種を守り、育てていくことはとても大事です。在来の種を守るために各地にコミュニティ・シード・バンクを作ってはどうですか。
それと、GMO(遺伝子組替え作物)にきちんと反対の運動をしていくべきです。日本だからこそそれはできるはずです」


「それはほんとうにぼくもその必要性を感じています」

「Navdanyaのことはご存じですか?」

「あなたの著作で読み、少しだけ知っています。さっきの講演でも触れておられましたね」

「この本が最新のものです。これを差し上げます。インドに来られるときは、ぜひここにいらしてください」

と、本をいただきました。

スローフードの市場を始めます      高円寺<座の市>開催

投稿日 2010年09月13日

スローフードすぎなみTOKYOは、高円寺あずま通り商店会、「座・高円寺」(杉並区立杉並芸術会館)と共催して、ささやかながら定期的なスローフードのマーケットを始めます。第1回目は、9月18日(土曜日)午前11時から。場所は高円寺の劇場「座・高円寺」の前の小広場(雨天の場合、劇場内ロビー)。今後、毎月第3土曜日に、その小広場で、地元の商店会や知り合いだけではなく、スローフードの全国のコンビビウム(支部)にも呼びかけて、スローフードの理念に添った食材・食品を販売してゆく計画です。

(↑写真は会場となる「座・高円寺」のエントランス)

今回、スローフード長崎から、スローフードの<味の箱船>(消滅の危機にある食材・食品>にリストアップされているエタリ(カタクチイワシ)の塩辛、雲仙コブ高菜の漬け物、スローフード福島からは、自家栽培の酒米「人気しずく」を使った「雪うさぎ純米吟醸」「夢うさぎ本格米焼酎」などが届きます。それ以外にも、選りすぐりの食材・食品がたくさん。皆さんお誘い合わせの上、ぜひご来場下さい。

ザッケローニはさとうさん?

投稿日 2010年09月01日

久しぶりの投稿のあさみです。

サッカー日本代表の新監督が発表されました。
イタリアのセリエAのクラブの監督として活躍されている
アルベルト・ザッケローニさんという方です。

サッカー界では有名な方で、世界的な名監督の一人に数え
られる人だと思います。

この方の名前を見るたびに思っていたのですが、イタリア語
で砂糖を意味するズッケロの訛りではないかなぁと思う
のです。

つづりは監督の名前がZaccheroniで、砂糖がzucchero

語尾にniが付いて砂糖な人?
訛りでつづりが一つ変わるのはよくあることとして、
大目に見てもらえば、そんな気がしませんか?

ちなみに日本にいる有名イタリア人のジローラモさんの
苗字はパンツェッタでつづりはPanzetta、イタリアの
ベーコン(塩漬け豚ばら肉)のつづりはpancetta

苗字の由来って国の文化歴史が反映されていると思うの
ですが、食にこだわりのあるお国柄だからこんな名前が
多いとしたら、イタリア文化を理解する上でおもしろい
ヒントになるのかなぁと思いました。

全世界に紹介されたスローフードすぎなみTOKYOの活動

投稿日 2010年08月28日

スローフードの公式webサイト SlowFood.com(http://www.slowfood.com/)で、私たちの活動が写真入りで紹介されました。

Latest news
Japan – 19 Aug 2010
The Island in Action

The Tokyo-Suginami convivium has sprung into action to support farmers affected by the foot-and-mouth epidemic that has struck the Miyazaki prefecture of the country, Japan’s second largest growing region. The convivium joined forces with other organizations and groups of youth agriculture activists to organize the event, “Gotta do something, Miyazaki!” The occasion featured traditional dances,…

 

 

以下、日本語訳です。

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最新ニュース   日本-19 AUG 10

行動するアイランド

すぎなみTOKYOコンビビウムは、口蹄疫に襲われた宮崎県の農家をサポートする行動を起こした。宮崎は、日本で二番目に大きく発展する地域だ。すぎなみTOKYOコンビビウムは、他の団体や若い農業活動家のグループと力を合わせ、“何かしよう、宮崎”(直訳)というイベントを組織した。その催しでは、伝統的な踊りや宮崎の物産販売、基金集め、農家へ送るフォトメッセージの制作が行われた。寄付を含めた収益とメッセージは、すべて宮崎の農家に送られた。

その伝染病の最初の感染は4月に確認され、すぐに日本南部の県に拡大した。政府は4ヶ月にわたり、宮崎の農家に彼らの家畜28万頭以上を屠殺するよう命じた。それは、日本の畜産史上最大の間引きであり、2000年に口蹄疫が発生したときより100倍以上の規模だった。

「最初、メディアはその事態を見過ごし、問題が過小評価され、対策が遅れました」と、すぎなみTOKYOコンビビウムのリーダー佐々木俊弥は語る。「しかし、多くの家畜に感染が拡大し、そのニュースは全国紙のトップページを飾りました。消費者はパニックを起こしましたが、それ以上に影響を受けたのは、小規模な農家でした」

「7月の終わりには、事態はきちんとコントロールされましたが、農家にとっては、ほんとうの挑戦が始まったばかりです。現在、政府から多少の経済支援があるものの、生産を出発点からスタートさせ、消費者の信頼を回復するのは容易ではありません」

「5月に、私たちは打撃を受けた農家と連帯するため、コンビビウムのウェブサイトで、メッセージを発しました。しかし、事態がさらに悪化したとき、私たちは、もっと実際的な何かをしたい、もっと具体的な方法で彼らを助けたいと思いました。それで、私たちは、とりわけ彼らが直面している事態に注目してもらうだけではなく、彼らの再起を助けるための基金を集めるイベントを行いました」

For more information:
Slow Food Tokyo-Suginami Convivium (Japanese only)
www.slowfood-suginami.com
いっぽう、日本のもっと西では、テッラ・マードレ参加者と「同志社有機農業塾」の学生たちが、7月に収穫祭を行った。

「同志社有機農業塾」は、同志社大学と、2004年のテッラ・マードレ参加者で日本の有機農業のパイオニア長澤源一の協力により2008年に設立された。

京都近郊の絵画的な農村にあるその学校には、多くのフルタイムの従業員、農業をやりたい人、たんに農業についてもっと知りたい人や家庭菜園を始めたい人が集まった。すでに50人あまりの卒業生がおり、今年は30人を超える人が登録した。年々働き手の老齢化が進み就農者が減るなかで、すでに6人の卒業生が専業農家を始めている。

催しには、卒業生たちが育てたベスト野菜を選ぶ目隠しの試食や、さまざまな方法で焼いたり調理された学校菜園の新鮮野菜を囲む食事などが含まれた。主催者は卒業生と在校生の交流を図り、学習を促進させるためにこのイベントを行った。

この学校の多くの学生や教師が、今年の秋のテッラ・マードレ世界大会に参加する予定だ。

For more information:
Doushisha University’s School for Organic Agriculture

Annalisa Lombardo

当日の詳細は、こちらから→                            http://www.slowfood-suginami.com/forum/agri/2010/07/790/

↓    7月24日「口蹄疫 高円寺チャリティーイベント」の様子

親睦会 at 代官山・イータリー

投稿日 2010年08月19日

昨日(18日)、休会していたメンバーの復帰と新入会員を迎えて、親睦会が開かれました。場所は、渋谷・代官山の「イータリー」。「イータリー」の本店(イタリア・トリノ)は、スローフードイタリアが全面的にバックアップしています。また、会場となったオステリアのシェフ・深谷政宏さんは、私たちのメンバーです。

スローフードすぎなみTOKYOとスローフードジャパン東京・神奈川ブロックは、今後、「イータリー」との連携を深めてゆきます。

生物多様性関連

投稿日 2010年08月18日

害獣・害虫・悪玉菌はヒトの価値判断なのですが・・・

また引用です。

紀伊民報(和歌山)記事 2010年8月17日

野生動物呼ぶ廃棄果実 7カ月で1300匹超確認

 ミカンや野菜などの廃棄地が、野生動物の格好の餌場になっていることが、県果樹試験場(和歌山県有田川町)の調査で明らかになった。試験地には7カ月で延べ1328匹の野生動物が食べに来ており、95%がイノシシだった。試験場は「県内の農作物被害の半数はイノシシによるもの。獣害を減らすにはまず廃棄果実をなくすことが重要」と呼び掛けている。

 県内では毎年約3億円に上る鳥獣による農作物被害が報告されている。その大部分は果樹で発生しており、対策として柵の設置や捕獲などが行われているが、一向に減る気配がない。以前から廃棄果実がその一因と言われていたが、今回の調査でその実態が明らかになった。

 調査方法は、有田川町内にあるかんきつ類の栽培地周辺に、動物を自動感知するカメラを昨年3~9月に設置。撮影した画像を分析した。

 イノシシの出没は299回で延べ1268匹。うち成獣は846匹だった。果実の廃棄が続く3~6月に多く出没した。7月以降は減少したが、それでも3日に1回以上出没しており、廃棄場所を餌場として認識していると考えられるという。腐ってスープ状になった果実を執拗(しつよう)に食べ続ける姿も確認された。夜間の出没が多く、午後6時から10時が全体の6割以上を占めた。人の活動時間を避けるためとみている。

 一方、ニホンザルの出没は延べ56匹(13回)で、廃棄果実があっても出没しない時期があるなど偏りがみられた。新鮮な果実がない場合はほとんど出没しなかった。果実が大量にあっても執着して食べ続けなかった。出没は日中だが、人がいなくなる早朝や昼時、夕方に集中している。

 食物の廃棄地が野生動物の餌場になっていることについて法眼利幸研究員は「かんきつ以外の果実、野菜、生ごみも、捨てたら餌付けになる。たとえ腐っていても、動物にとってはごちそうだということを認識してほしい」と話している。

いかにいかにと前進せよ!

投稿日 2010年08月18日

いつもいつも転載で恐縮です。朝日新聞HPから。

自民党も民主党も告発ばかりで「いかに」に弱いなと思いつつ。

↓↓↓↓↓

Tシャツに「この愚か者めが」 自民グッズ、人気上々
2010年8月18日11時39分
話題になった自民党Tシャツ。谷垣氏の似顔をあしらった「まじめですから」と丸川氏の言葉を引用した「この愚か者めが」

自民党が参院選向けにつくった党のPRグッズが今も売れ続けている。父親の育児休暇を進めようと候補者らが手首にはめた「8819(パパ育休)」という数字入りのシリコンリング(300円)、丸川珠代参院議員が民主党の強行採決時に叫んだセリフ「この愚か者めが」をあしらったTシャツ(1500円)などだ。

 シリコンリングは党本部の売店などで7月末までに約4千個売れ、今月4千個を再入荷したという。折りたたみ式で、谷垣禎一総裁の似顔絵が入っているエコバッグ(500円)も5千個売れ、今月末に2千個を追加販売する予定。6月からこれらのインターネット通販を始めている。

 同党では、かつて小泉純一郎首相(総裁)の人形付き携帯電話ストラップなどが飛ぶように売れたが、後の政権時代に作られたのは安倍晋三首相の携帯ストラップなどわずか。小池百合子広報本部長は相次ぐ「商品開発」について「(野党転落で)『お金ないなら知恵を出せ』という話題づくりです」と話す。

 ただ、人気上昇中の小泉進次郎氏のグッズの開発は見合わせている。売れすぎると、「党や総裁PRという本来の目的」(党職員)がかすんでしまうというのも理由の一つのようだ。(星野典久)

内藤とうがらしを味わう  <スローフード江戸東京からのお知らせ>

投稿日 2010年08月17日

スローフード江戸東京は、8月28~29日新宿御苑で開かれるイベント<GTFグリーンチャレンジの集い2010>に参加します。SF江戸東京が進める<内藤とうがらしプロジェクト>をブース出展するほか、その内藤とうがらしを使った有名シェフの料理が味わえます。協力してくださるのは、中華の脇屋友嗣さん(Wakiya-笑美茶楼)、フレンチの坂井宏行さん(ラ・ロシェル)、イタリアンの落合努さん(ラ・ベットラ)、和食の田村隆さん(つきぢ田村)。これらのシェフの料理が一皿500円で試食できるのです。皆さんお誘い合わせの上おいでください。

日時:8月28日(日)・29日(日)am10:00~pm5:00
場所:新宿御苑イギリス式庭園
料金:新宿御苑の入場料(200円)+(試食)一皿500円

スローフード江戸東京の<内藤とうがらしプロジェクト>http://www.togarashinet.oishiimizu-taishikan.net/

口蹄疫 7月24日 高円寺チャリティーイベント

投稿日 2010年07月26日

7月24日(土)、JR高円寺駅北口。正午からスローフードすぎなみTOKYOは、高円寺商店街連合会、都内の大学生を中心としたグループ「わかもの農援隊」「SOLA」と共働で、宮崎の口蹄疫被害を救援するチャリティーイベント、<どげんかせんと宮崎>を行いました。

このイベントで行われたのは、おもに宮崎県の農産加工物の販売、被害者の方々へのフォトメッセージの募集、Twitterを使ったオンラインメッセージの書き込み、募金などです。

暑かったです! 最高気温は、隣の練馬で午後2時に37℃の猛暑日。しかし、そんな暑さににもかかわらず、学生ボランティアは30人近く、高円寺商店街の方たちが10人以上、スローフードすぎなみからも7人集まりました。さらに、高円寺名物・阿波踊りの「飛鳥連」の方たちも友情出演して、場を盛り上げてくださいました。その結果、午後4時前には物産は完売。その売り上げ利益と、募金の合計約24万円が宮崎県に送られます。また、フォトメッセージを書いてくださった方は120人近くになりました。これも宮崎県に送られます。

スローフードすぎなみTOKYOは、呼びかけ人と言うより、商店街連合会の実行力と、学生たちの行動力が起こした大きな渦に参加させていただきました。ありがとうございました。

 

 

口蹄疫へのスローフードすぎなみTOKYOの取り組み

私たちスローフードすぎなみは、5月15日に開かれたスローフードジャパン東京・神奈川ブロック・ミーティングの席上、緊急アピール「かつてない口蹄疫の発生について」を提案し、採択されました。→ ‘10.05.15 appeal

翌週から、各全国メディアが一斉に宮崎県での口蹄疫の発生を伝え始めました。その週末の5月22日、スローフードジャパン拡大理事会が開かれ、私たちはスローフードジャパンとして口蹄疫問題に取り組むよう求めましたが、出た結論は「静観する」でした。

しかし、私たちのアピールに応じてくださったグループがありました。東京都内の大学生を中心とするSOLA(日本の農業に一生をかける!学生委員会)でした。SOLAの呼びかけに応え、6月19日多摩川の河川敷に200人あまりの若者たちが集まり、「宮崎和牛を食いつくせ!!  ~学生200人BBQ@多摩川~」というバーベキュー大会を行いました。風評によって販売されなくなった宮崎牛を食べ、被害農家を支援しようというチャリティーです。→ http://www.slowfood-suginami.com/forum/foods/2010/06/639/

さらに今回、高円寺商店街連合会の多大な協力の下、SOLAに加え、やはり学生グループの「わかもの農援隊」(農からニッポンを元気に!)とともに、「どげんかせんと宮崎」を開催できました。若い世代のなかに「農」に関心を持つ人たちが少数ではあってもこれほどいて、さらに口蹄疫に対して何らかの行動を起こそうとしていたことを知ったのも、大きな収穫でした。スローフードは、料理だけではなく、そのお皿の外を考える社会運動です。社会運動である以上、日本の「食」が危機に陥ったかもしれない今回のような状況になったとき、社会に対する役割として何らかのメッセージを発し、アクションを起こすのも、スローフードの在り方だと私たちは考えます。

宮崎からの報道によれば、口蹄疫による家畜の移動制限は今夜(27日午前零時)解除され、宮崎県は「非常事態宣言」を終結させる方針です。このまま新たな発症がなければ、今回の「口蹄疫問題」は第一段階を終えたと言えるでしょう。しかし、口蹄疫の問題はこれから第二段階に入ります。畜産農家の再生、口蹄疫が提起した日本の畜産業の脆弱性など、これから始まるのは、より深く大きく困難な課題です。今回の口蹄疫を一過性の問題としてではなく、「食」のより継続的なテーマの一つとして私たちは考えてゆきたいと思います。

 

 

 

麻布大獣医学部・日高さんから届いたメッセージ(高円寺「どげんかせんと宮崎」)

投稿日 2010年07月23日

明日7/24(土)12時から、高円寺北口広場で★『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生☆
~宮崎を食べて、知って、応援しよう!~が開催されます。

副実行委員長の武藤寛奈さん(わかもの農援隊)が、日高佑太郎さん(麻布大獣医学部6年)からメッセージをいただいてきました。
会場にて展示予定です。

また、日高さんご自身も、高円寺の会場に駆けつけてくださるそうです。

せっかくですので、こちらのブログでも転載させていただきます。

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●「口蹄疫に対する思い」

     ~7/24「どげんかせんと宮崎」に寄せて

日高佑太郎さん(麻布大獣医学部6年)

 私は獣医学科6年の者です。卒業後は産業動物獣医師として畜産業へ貢献したいと考えております。

 私は宮崎市出身で、実家は養豚業を営んでおります。
殺処分等の対象にはなっていませんが、発生農場から1.5kmの距離にあり、現在も10km以内の移動制限区域に入っております。

 口蹄疫の1例目が確認されて4日後の4月24日に実家に帰省しました。
約1カ月滞在しましたが、毎日ニュースでは口蹄疫がトップで扱われ、父の携帯には被害に遭われた農家やその周辺農場、養豚関係者からの電話が鳴りやみませんでした。
私も父を通して被害の状況を目の当たりにしてきました。
父の友人や仲間、私が昨年実習でお世話になった農家、周りでも多くの方々が被害に遭われました。

 当初私の実家は発生地から約40km離れていました。
しかしえびの市に飛び火した際に、2か所ある農場のうち1か所が20km以内の搬出制限区域に入り、と畜場への出荷に影響が出ました。
その後も児湯地区を中心に感染地域が拡大、南下してきました。
もう1農場が制限区域に入るのも時間の問題でした。
感染やワクチン接種のリスクを軽減するために、他農場への豚の移動等も休日返上で行いました。
しかし5月19日、もうひとつの農場の20km以内の搬出制限区域に入り、6月10日には、一番恐れていた事態が起こりました。
約1.5km離れた養豚場で感染が確認されたのです。
これまでも消毒や防疫を徹底していましたが、一気に緊迫感が漂い、いつ感染してもおかしくない状況になりました。農場でできること、それはウイルスが場内に入らないように消毒や防疫体制を強化・徹底するのみです。
ウイルスは目に見えません。
それは農家にとって脅威となります。
口蹄疫に対する恐怖と不安の中、通常の仕事をしなければならないのです。

 このまま順調にいけば、27日には移動制限が解除されます。
しかし、安心はできません。ウイルスがいなくなったわけではないのです。
再び感染が起こらない補償はどこにもありません。
これから被害農家は再開に向けて動き始めますが、超えなければならない壁はたくさんあります。
そして今回多くの課題が残されました。
行政と農家が一体となって、より農家目線で、この国の畜産を守るのだ、という意気込みが伝わる体制作りを願っています。

 今回多くの畜産農家が被害に遭いました。
これは連日ニュースでも取り上げられており、みなさんも十分ご承知のことと思います。
しかし、獣医師や人工授精士、削蹄師など農家以外にも畜産に携わり、支えている関係者も多くいらっしゃいます。
当然口蹄疫の被害を受けていらっしゃる方も少なくありません。
特に獣医師は、診察していた農家の家畜を自らの手で処分していました。
本来家畜の健康を守るべき獣医師が、口蹄疫の蔓延防止のため、その家畜を殺処分しなければならないのです。
これら獣医師や人工授精士なくしては、宮崎の復興はあり得ません。
そのためにも、これら関係者に対する支援も考えて頂けないでしょうか。
将来、産業動物獣医師を目指す者としても切実な願いであります。

 私が宮崎から戻ってきた5月中旬、発生から1カ月が経過していましたが、こちらでの情報・報道には乏しいものがあり、宮崎との温度差を感じました。
ようやく全国的にも報道がされ始めましたが、偏った報道や農家の現状が上手く伝わっていないように感じました。
再建には当然金銭的な支援も重要です。
しかし皆さんが“正しく知り・理解する”ことは重要だと私は考えております。
今回のイベントを通して口蹄疫に関する正しい知識を持たれたうえで、宮崎で発生した口蹄疫について、もう一度考えていただけないでしょうか。

最後に、被害に遭われた農家の中には、皆様に再び安心・安全な畜産物を生産・提供するため、再開に向け動き出している方もいらっしゃいます。
皆さんのご理解とご協力、そして一刻も早い終息と、一戸でも多くの農家が再建することを願いたいと思います。

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以下は、6/26に日高さんが講演を行う前に掲載された新聞の案内です。
(★この講演会は、6/26にすでに終了しています。)

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「口蹄疫の現状知って」宮崎出身の獣医学生、26日講演
2010年6月25日18時22分 asahi.com(朝日新聞社)
   
 口蹄疫(こうていえき)におびえる故郷の畜産農家の思いを知って――。麻布大獣医学部6年の日高佑太郎さん(24)が26日、神奈川県相模原市の同大で開かれる口蹄疫の公開講座で講演する。養豚業を営む実家と周辺の状況を等身大の姿で伝え、感染防止に取り組む宮崎への支援を訴える。

 日高さんの実家は、宮崎市など2カ所の農場で計1万頭の豚を飼育する養豚農家。目が覚めると豚の鳴き声が聞こえる環境で育ち、獣医師を目指して麻布大に進んだ。

 4月、国内で10年ぶりに口蹄疫が発生した当時、実家は発生地から30~40キロ離れていた。だが、今月9日以降には宮崎市などに「飛び火」。実家が、家畜の移動を制限される区域に入ると、電話口の父親の声のトーンがどんどん下がっていった。「感染防止のため、豚舎の消毒回数を増やし、宅配便や新聞の配送も止めた」といった話が続いた。

 一方で、大学では、周囲の関心は驚くほど低かった。宮崎県産の肉の買い控えなどの風評被害も出ていた。今月初め、殺処分などの防疫活動に携わった同じ研究室の新井佐知子助教(34)が現地から戻ったのを機に、公開講座の企画が持ち上がった。

 講座「口蹄疫を正しく知ろう」は26日午後1~4時、麻布大百周年記念ホールで。日高さんと新井助教の講演のほか、ウイルスの特性や感染を防ぐ方法を同大教授らが解説する。参加無料。問い合わせは同大経営企画課(042・769・2032)。(見市紀世子)

★この講演会は、6/26にすでに終了しています。

7/24『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生 内容確定

投稿日 2010年07月22日

7/24『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生  の内容が固まりました。
一昨日は、座・高円寺にて定期的に行われている「地域連絡協議会」にわかもの農援隊の平戸君と参加し、地域の商店街・町会の方々に改めて概要を説明してきました。

明日には事前搬入、7/24当日は9時amにスタッフ集合して準備に入ります。
総勢50人体制で臨みます!
ぜひ会場にお越しください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【転送転載歓迎】━━
★『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生☆
    ~宮崎を食べて、知って、応援しよう!~

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2010年7月24日(土)@JR高円寺駅 北口広場
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口蹄疫(こうていえき)を知っていますか?
今年4月に宮崎で発生した口蹄疫。
事態は終息しつつあるとはいえ、現在も宮崎県や関係者の方々への被害は続いています。
宮崎を応援したい!
そんな思いから、大学生と高円寺商店街連合会が立ち上がり、
宮崎県を応援し、宮崎の物産を紹介(販売)するイベントを開催することになりました。イベントで生じた利益は、義援金として宮崎県に送ります。

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■■フード■■ 宮崎の物産展
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食の宝庫、みやざき。温暖な気候、豊な自然に恵まれたみやざきには、美味しいものがたくさん。 そんな、みやざきのおいしいものを販売します。

●販売予定品目(一部紹介) とんねどりチキン南蛮、豚足、鶏炭火焼、辛子大根漬け、日向夏キャンディ、マンゴープリン、 芋かりんと、冷や汁レトルト、食べるラー油、など。

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■■ワ-クショップ■■ 知る・届ける ~100人のフォトメッセージを届けよう!~
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●東国原知事をはじめ、関係者の方々からのメッセージや資料の展示をします。
●「フォトメッセージ」
参加型のワークショップです。ご来場いただいた皆さんに、ホワイトボードにメッセージを書いていただき、それを持って写真を撮ります。 その写真をまとめて、義援金と一緒に宮崎へ届けます。宮崎の方々に応援メッセージを送ろう!

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■■オンライン■■
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【Twitter大作戦】
当日来られない方もtwitterでの宮崎への応援つぶやき募集中です。 宮崎への応援メッセージの後に#dogenkasent38をつけて、ツイートをお願いします。 50型TVを用いて大画面で、みなさんの声をリアルタイムで発信していきます。

【Ustream生中継】
当日はUstream中継も行います。 是非お楽しみに。

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■■イベント詳細■■
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日時:2010年7月24日(土) 12時~18時(予定)

場所:JR高円寺駅 北口広場

主催:「どげんかせんと宮崎」実行委員会

共催:
高円寺商店街連合
SOLA(日本の農業に一生を賭ける!学生委員会)
 http://www.sola2006.net/
わかもの農援隊(農から、ニッポンを元気に!)
 http://ameblo.jp/nouentai/
スローフードすぎなみTOKYO
 http://www.slowfood-suginami.com/

*当日は、高円寺を代表する阿波踊りが見られます。
*宮崎県、東国原知事からも公式に認可のお手紙を頂きました。

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【お問い合わせ】 ご不明な点等あればお気軽にご連絡ください。
「どげんかせんと宮崎」実行委員会
担当: 細田侑 miyazaki_koenji(at)yahoo.co.jp※(at)を@に変更して下さい
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チラシのPDF画像は、こちら。
「どげんかせんと宮崎」チラシ(PDF)

スローフード沖縄・奄美からの便り

投稿日 2010年07月20日

スローフード沖縄・奄美が一昨年(’08年)に立ち上げた、NPO組織「食の風」の会報誌が発刊されました。この雑誌は大きさがA5版、値段は250円で書店の他に沖縄各地のコンビニ、「食の風」メンバーのお店にも置かれます。スローフードジャパンの会報誌はなくなってしまいましたが、この会報誌のような形態は参考になるのではないでしょうか? ぼくも最近、専門誌以外の雑誌は、書店ではなくコンビニで買うようになっています。ジャパンが新たな会報誌を企画するならば、従来の「形」での発行は実現しないでしょうし、先が見えています。印刷媒体の危機が叫ばれるなか、いま一番重要なのはメディア・リテラシーだと思います。

なお、「食の風」誌には、スローフードすぎなみTOKYOの味覚教育が紹介されているほか、生で食べられる沖縄伝統野菜、空心菜に似た「サラダエンサイ」の種が付録に付いています。

NPO「食の風」webサイトへはこちらから。http://www.shokunokaze.com/

色は匂えど・・・・・・

投稿日 2010年07月16日

わが家で育てている内藤トウガラシが、色づき始めました。夏の日差しを浴びて輝いています。これを使った料理が、どんな味になるのか? いまから楽しみです。いや、トウガラシですから辛いことには違いありませんが、その辛さにも<甘い><酸味が強い><フルーティ>など、色々あるそうです。かつて、トウガラシの原産地メキシコの市場で、トウガラシ屋さんの人に聞きました。メキシコには、「トウガラシ・ソムリエ」なんて人もいそうです。さて、ぼくに、辛さだけではなく内藤トウガラシの味がわかるかどうか?

面白ニュース(その2)

投稿日 2010年07月12日

雑談ですが・・・

【W杯】ご神託タコ、スペイン優勝も当てた ついに全勝100%の的中率

2010.7.12 06:36

 ドイツ・オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル君」は、優勝国のスペインも当て、これで南アW杯で予言した8試合すべて的中。「超能力タコ」も全勝で南ア大会を終えた。

 確率で言えば256分の1。5勝2敗のドイツ戦7試合の結果を100%的中。おまけのスペイン-オランダ戦の結果も見事に当てた。

 これまでパウルの勝敗予想には70分かかった例もあったが、10日に欧州中でテレビ生中継された決勝戦の予想は、わずか3分でスペインを選択。水族館関係者も「スペインの圧勝を予期させる」と話していた。

面白ニュースです。

投稿日 2010年07月09日

予言タコ、3位は「ドイツ」 優勝は…
2010年7月9日19時56分
3位決定戦はドイツの勝利と予測したタコのパウル=ロイター

ドイツのオーベンハウゼンの水族館で9日、スペインが優勝と予想したタコのパウル=ロイター
 【ベルリン=松井健】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でドイツの6試合の結果を予言してすべて的中させ、世界的に有名になった同国西部オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル」は9日、決勝でスペインがオランダに勝利すると予言した。3位決定戦はドイツの勝利と予測。予言ダコの託宣は最後まで的中するか――。

 ドイツ国内では複数のニュースチャンネルが、パウルが水槽内でどちらの国旗が付いた箱を選ぶのかを生中継。最初に予言を求められた3位決定戦では、しばらくウルグアイの箱の上にとどまった後、ドイツの箱に移動し、フタを開けて中に入れられた貝を食べた。しばらく休憩した後の決勝の予想では、すぐにスペインの箱を開けた。

 パウルはドイツの勝敗をすべて的中させ、準決勝で敗れたドイツの一部ファンから「食べてやる」などと八つ当たりを受けたこともあり、今回の予言も注目されていた。ただし、パウルは2008年のサッカー欧州選手権では決勝の予言だけ間違えている。

当たるかどうか・・・・、楽しみ。

以上

スローフード秦野からのお知らせ

投稿日 2010年07月05日

ご挨拶

私たちスローフード協会のテーマであり、各国で実践していることの一つに「学校菜園の試み」があります。
これは スクールの校庭に菜園を作り、生徒も一緒に野菜を育て、収穫し、調理をして、みんなでテーブルを囲む。体験を通して「地元の旬を感謝しながら共に味わう幸せ」を子供たちに伝えていこうというものです。
世界の中でも食糧や水不足で給食も困難なアフリカでは、昨年、スローフード・ケニヤ支部が提案した≪学校菜園の試み≫が Ashoka(社会起業支援非営利組織)の農村コミュニティの改革として高く評価され、スローフード・ジャパンもこれを応援しました。

今年はアフリカ大陸初のワールドカップ開催の年ということもあり、アフリカが、いまクローズアップされています。
この機会に私たちも‘アフリカ’という大陸にもっと目を向けてみようと、 アフリカの音楽やトークライブ、青空マーケットなどのチャリティー・イベントを開催いたします。利益はスローフード・インターナショナルを通じて、アフリカの子供たちのための学校菜園の活動に役立てたいと思います。 秦野から吹く風に温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                                 スローフード秦野 代表 中川璃々

主催: スローフード協会 秦野支部                                      共催: 秦野市立図書館 秦野市立桜土手古墳展示                               後援:  ガーナ共和国大使館 ケニア共和国大使館 神奈川新聞社 秦野市観光協会 (社)秦野青年会議所 (株)タウンニュース社

協力:  スローフードジャパン東京・神奈川ブロック

詳しくは以下をご覧ください

SFhadano-africa

宮崎×高円寺×学生 「どげんかせんと宮崎!」開催!(7/24)

投稿日 2010年07月01日

口蹄疫進行をどうやら封じ込められる方向であることが、すでに報道でなされています。しかし、完全に終息すれば、それを境に、マスコミもTVも、宮崎県のことをほとんど報道しなくなるでしょう。
宮崎の畜産農家の損害、被害はそのまま残るのに、世の人びとは、結果、宮崎でそんな大被害があったということすらすみやかに忘れていく。
それこそがこわいことだ、と、宮崎県の東京事務所では危機感を持っているようです。

今回のイベントは、口蹄疫の教訓を忘れないことと、まだまだ続く宮崎県内の農家の厳しい状況を引き続き支援していく目的で組まれました。

口蹄疫が深刻化してからこれまで、宮崎に、風評被害で売上が立たなくなっている状況への、何らかの支援をしたいと街や商店街単位で宮崎県の東京事務所に申し出たのは、あとにも先にも高円寺だけだそうです。

今回は、スローフードすぎなみもバックアップしながら、学生たちに全面的に活躍してもらいます。

内容は、口蹄疫被害で悩む宮崎牛の焼肉、宮崎県の物産展をからめながら、口蹄疫に対してのアピールをしていきます。

スローフードのメンバーも、ぜひスタッフ参加してください!

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宮崎×高円寺×学生 「どげんかせんと宮崎!」

日時 7/24(土)12:00~18:00

場所 高円寺北口前広場

内容 口蹄疫被害で悩む宮崎和牛の焼肉販売(BBQ)、宮崎県の商品販売、口蹄疫とその被害に対してのアピールと募金活動等
(物産の売上げから経費差し引き分はすべて宮崎県に寄付します。)

主催 「どげんかせんと宮崎!」実行委員会

共催 高円寺商店街連合会、SOLA、わかもの農援隊、スローフードすぎなみTOKYO

後援 杉並区、杉並商工会議所、宮崎県(以上、予定)
日本の農業に一生をかける! 学生農業委員会SOLA
http://www.sola2006.net/

わかもの農援隊
http://ameblo.jp/nouentai/
実行委員長は、「わかもの農援隊」の武藤寛奈さんに決まりました。
ミーティングを重ねながら、飲食しながら、当日を迎えるべく、急ピッチで準備中です!

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宮崎の口蹄疫、27万6000頭の処分完了

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県は30日、ワクチン接種した家畜の殺処分と埋却が終了したと発表した。感染家畜(疑い含む)と合わせて計27万6049頭の処分がすべて完了したことになる。これを受け、東国原英夫知事は1日、イベント開催の自粛などを県民に呼びかけていた「非常事態宣言」について、感染が多発した県東部を除いて解除する方針。

 30日は、高鍋町で拒否している牛農家1戸の6頭を除き、都農町など4町に残っていた最後の3393頭を処分した。知事は「畜産農家の無念や不安は言葉に尽くせないが、埋却や消毒に従事した方や県内外からの支援に感謝したい」とのコメントを出した。

 一方、新規感染は6月18日を最後に発生しておらず、終息確認調査を経て、早ければ7月16日午前0時にも県内全域で移動・搬出制限区域が解除される。

(2010年7月1日  読売新聞)

地産地消・自産自消

投稿日 2010年06月24日

農薬汚染野菜が大量に出荷 中国、禁止農薬も放置
2010.6.24 16:48

野菜畑で農薬を散布する農民。中国では禁止農薬の使用が問題となっている=2月、中国・海南省三亜市(共同)野菜畑で農薬を散布する農民。中国では禁止農薬の使用が問題となっている=2月、中国・海南省三亜市(共同) 中国では使用が禁止されたはずの農薬が闇で流通し、野菜の殺虫剤などとして使用され、市場でも十分な安全検査が行われずに、農薬が残留した有害な野菜が大量に市場に出回っている。中国週刊誌「鳳凰週刊」最新号が農薬汚染の隠れた実態を特集で伝えた。

 同誌によると、中国では4月だけで江蘇省常州、山東省の青島や日照で残留農薬野菜による食中毒事件が発覚。報道されないケースを含めると、中毒事件は日常的に発生している。

 中国は2200以上の農薬メーカーが乱立し、年間200万トンを超える農薬を生産する世界一の農薬大国。農村では適正な農薬使用量の倍近く乱用され、有機リン系殺虫剤のメタミドホスやイソカルボホスなどは使用が禁止されたにもかかわらず、「生産と使用は暗黙のルール」となっている。(共同)

6/26(土)「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12 開催概要

投稿日 2010年06月22日

6/26(土)開催の「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12が、以下のように概要が固まりました。

今回は、当日、正味2時間くらいの準備時間しかなく、やや人手不足気味です。
当日スタッフで見えられる方、まだ募集します。
ご連絡お待ちしております!
info@slowfood-suginami.com
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
    スローフードな味覚教育
「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12
…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

     
■日時  6月26日(土) 11時~14時

■テーマ 「色々なスパイスを自分たちで混ぜて、本場のインドカレーを作る」

■講師  マルカスさん
    (旅行会社社長、立川談志一門の落語家“立川談デリー”でもあります)

■場所  杉並区立杉並第四小学校 3階家庭科室
     (http://www.suginami-school.ed.jp/sugi4shou/

■参加者 杉並第四小学校の生徒と親御さん 約30~40名ほど

■参加費 大人600円、子供400円  
   (スローフード会員のスタッフは無料)

 ※マルカスさんが、2人のお子さんと参加される予定です。

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【当日の流れ】

●8時50分 JR高円寺駅集合  
   →買出し班と、設営班に分かれる

■買出し班が当日、購入するもの

鶏肉 2キロ、 にんにく、しょうが 各5切れ、 玉ねぎ 10個
レモン 5個、 酢 1瓶、 油 1瓶、 鷹の爪(輪切り) 1袋
牛乳 4リットル、 プレーンヨーグルト 1キロ  

(トマト20個は、森田さんが畑から持ってきてくださいます!
 また、タイ米5キロを購入済み、森田さんがやはり運んでくださいます)

■設営班が用意するもの

ガスコンロの各テーブルへの設置
鍋 大2、小1、  まな板 各2、 包丁 各2、 ボウル 各2
バット 各1、 大皿 各6、 小皿 各6、 茶碗 各6  
スプーン、フォーク 人数分    —以上、各テーブルに配置
 
S&Bの「スパイス香り当てクイズ」用意、解答用紙・えんぴつ用意
S&Bのスパイスキット、プレート用意

※スパイス香り当てクイズと、キットについては、こちらをご参照。
http://ameblo.jp/toshi-shun/day-20100621.html

● 10時30分すぎには、参加者(親子)が受け付け

● 11時スタート
・PTA代表の挨拶、校長先生の挨拶、佐々木挨拶→マルカスさん紹介
・マルカスさんから、インドについての簡単なお話
・5種類スパイス「香り当てクイズ」を行ないます。
 その後、粉にする前の原形のもの16種類のスパイスを、匂いをかいだり、触ってみたりしながら、パネルに書いてある説明を参考に当てていきます。
・インド料理に欠かせないピャージュという生玉ねぎの付け出し(玉ねぎ、 酢、レモン、唐辛子パウダー)を作ります。
・スパイスを各自で調合してもらい、チキンカレー作り。チキンのほか、トマト、にんにく、しょうがを使います。
・お米を炊飯器で炊くのではなく、インド風に煮込みながら汁を減らしていくやり方で煮出していきます。お米も、インディカ米(タイ米)を使ってみます。
・ラッシーを作る。プレーンヨーグルトと牛乳です。
・みんなで試食
・後片付け

●14時終了、解散

【以下は、マルカスさんから届いたレシピです】
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■カレーベース 材料 (4-5人分)

玉ねぎ             200g
サラダ油            50cc
ターメリック (粉)       小さじ1
レッドペッパー(粉)       小さじ1/4
コリアンダー(粉)       小さじ5
チョウジ (クローブ)     4個   
ガラムマサラ(粉)       小さじ 1/2
パプリカ  (粉)        小さじ1/2
にんにく(すりおろし)      小さじ 1
生姜 (すりおろし)      小さじ 1
トマト               200g
鶏肉               400g
塩                小さじ1       
水                2カップ

■作り方

1.鶏肉は 一口大に切っておく。
2.玉ねぎを薄くスライスし、鍋に油を入れてクローブと玉ねぎをきつね色になるまで炒める。
  途中、にんにくと 生姜のすりおろしを加える。
3.ターメリック、レッドペパー、コリアンダー、 ガラムマサラを少量水に溶かしてきつね色になった玉ねぎに加える。
  水 カップ1/2に入れて香りがでるまでいためる。
4.鶏肉を入れて、いためる。
5.カップ1/2の水を足して焦げないように5分ぐらい炒める。
6.トマト、パプリカ、塩を入れて炒め、カップ1水を入れて、火を弱めて煮込む。
  こげつかないように時々鍋の底をかえし、20分程煮込む。

■インドライスの 作り方

1. 2カップの米をとぐ
2. 厚手の鍋にといだ米をいれ、多めの水で強火で沸騰させる
3. 沸騰したら火を弱めて5分程待つ
4. 余分な水分を鍋を傾け捨てる
5. もう一度だけ鍋を火に乗せ、残った水分をとばす

<口蹄疫をブッ飛ばす!!>                                              元気!熱気!「食」い気!                 ~宮崎牛を食い尽くせ!!~

投稿日 2010年06月20日

昨日(19日)、午後0時30分から狛江市の多摩川河川敷で、東京農大を中心とする学生グループ/SOLAによる、バーベキュー大会が行われました。

 このバーベキューは、私たちスローフードジャパン東京・神奈川ブロックが、先月(5月15日)に発した緊急アピール<かつてない口蹄疫の発生について>‘10.05.15 appealに応えて、SOLAのメンバーが自分たちで企画・開催しました。口蹄疫の風評被害により買い手が付かなくなった非感染の宮崎牛を、お腹いっぱい食べて、宮崎の畜産農家を応援するのが目的です。募金動だけではなく、バーベキューを行ったのは、二つ理由があります。一つは、食べる「楽しさ」を通して応援すること、二つ目は、入手できる非感染の宮崎牛を実際に食べて、風評を吹き飛ばすこと、でした。前夜の激しい雨にもかかわらず朝には雨も上がり、開催時刻には時折日も差す、絶好のBBQ日和。会場には、計画を上回る250人近くが集まりました。そして、100Kg以上用意された肉は、「完食」。すべて参加者のお腹に収まりました。これだけ大規模のイベントを混乱無く進行させたスタッフに、頭が下がる思いです。若い世代を、見直しました。脱帽します!

今回使われた肉のトレサビリティーの一例を、以下に記します。

個体識別番号 0833100892 の切り落とし肉の場合   2010年6月4日 「永山畜産」(宮崎県都城市志比田町)から出荷                        6月5日(株)ミヤチク高崎工場で解体処理          6月8日佐野プレミアムイタリアン(栃木県佐野市大橋町)に入荷後、佐川急便の保冷庫に保管。

この肉の入荷後、6月10日、都城市で牛3頭の口蹄疫感染が確認されました。感染が確認されると、その感染場所から半径10Kmが家畜の移動制限区域に指定され、20Kmまでは搬出制限区域に指定。牛や豚の出荷ができなくなります。今回使ったのは、感染の確認以前に出荷された肉です。都城市では、6月15日に行った、感染源から1Km以内の家畜のウィルス検査の結果、全て陰性(非感染)でした。さらに、6月17日現在、都城市では、新たな感染・感染の疑いの報告はありません。

バーベキューに使われた肉には全て個体識別番号が付けられ、 https://www.id.nlbc.go.jp/top.html でトレサビリティーを確認できます。そのうえ、さまざまな厳しい検査を全てパスしたものでした。つまり、安全な肉でなければ、私たちは入手できないのです。逆に言うと、販売される宮崎牛は、安全なのです。だから、<安全な>宮崎牛をドンドン食べて風評被害を減らし、宮崎県の畜産農家を応援しましょう。そして、SOLAの皆さん、これからもガンバレ!!

武蔵境で八房とうがらしを使ったまちおこし

投稿日 2010年06月11日

おはようございます。あさみです。
読売新聞の地域版に八房とうがらしのことが載っていたので転載します。
SF江戸東京の内藤とうがらしと同じ品種で日野や八王子でも昔作られていた唐辛子です。
甲州街道などを通じて同じ品種のとうがらしが作られていたというのは歴史的な視点からとても面白いなぁと思います。

以下yomiurionline6月8日地域版から転載

農業体験で唐辛子の苗を植える親子連れら(武蔵野市の高橋農園で)
 同じ武蔵野市内で「住んでみたい人気の街」とされる吉祥寺、三鷹に負けぬよう、武蔵境の街も盛り上げようと地元企業や大学、商店などの有志でつくる活性化委員会が2年がかりでまとめあげた「ほっとタウン武蔵境プログラム」が動き出した。4月から、地元産の唐辛子を使った激辛料理などを参加店が企画する「さかいHOTほっと」を始めたほか、6日には、唐辛子をみんなで育てようという「第1回武蔵境アグリHOT体験」を開催し、親子連れなど地元の市民約80人が唐辛子の苗植えなど土いじりに汗を流した。

 武蔵境活性化委員会は、武蔵野商工会議所会頭の提案で2008年7月に若手事業主を中心に発足。09年2月からは、地元住民、大学や病院、金融機関、生産農家なども加わり、活性化のアイデアを考えてきた。

 「緑の多い落ち着いた住宅地が広がっており、千川上水や玉川上水など水に縁がある」「数多くの教育機関があり、数千人規模の学生が生活している」――こうした、吉祥寺や三鷹とは異なる武蔵境の特色や魅力に注目し、メーンスローガンを「わくわく元気な街、武蔵境」と決めた。

 活性化委員長を務める武蔵境自動車教習所の高橋勇会長(62)によると、実は、武蔵境は唐辛子の町でもあった、という。北原白秋の詩には「武蔵野のだんだん畑の唐辛子 いまあかあかと刈り干しにけれ」(「桐の花」より)とうたわれ、昭和初頭まで武蔵野近郊では「八つ房唐辛子」というとても辛い唐辛子が栽培されていたという。

 高橋さんは、「激辛商店街」で町おこしに取り組む京都・向日市や、「とうがらしの郷(さと)」として知られる栃木県大田原市を訪れて交流。4月からJR・西武線武蔵境駅周辺で始めた企画「さかいHOTほっと」には、中華料理やカレー、うどん、お好み焼き、すし、せんべいなどの工夫を凝らした「激辛メニュー」を20の飲食店が参加して提供している。

6/26(土)「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12(@杉並第四小家庭科室)

投稿日 2010年06月05日

昨晩、麻布台にあるマルカスさんのお店「ブカラ」(http://gourmet.gyao.jp/0002150374/)にて、6/26(土)に行う「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12~「色々なスパイスを自分たちで混ぜて、本場のインドカレーを作る」についての進行打合せをしました。

一昨年も見せていただきましたが、改めてスパイスを並べてもらうと、壮観です。

インド料理「ブカラ」にてスパイスと豆を見せていただく
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10167983661.html

インドカレーを作るとき、ベースとなるのはターメリック、チリパウダー、コリアンダーの3種だといいます。
あとは、クミンシード、黒コショウ、アニスシード、ガラムマサラ(カルダモン、クローブ、黒コショウ、シナモン)、ミント、タマリンド、塩などを用途に合わせて混ぜながら、自分仕様のカレーを作ることになります。

このうちの5種類くらいのスパイスを6/26当日は、まずは粉にする前の原型と、粉にしたあとのスパイスを上のように皿に並べて、匂いをかいでもらったり、味わってもらったりした後、原型と粉のどれがどれにあたるかを当ててもらいます。
そして、それぞれのスパイスの匂いや味について感想を言ってもらいます。

そして、インド料理に欠かせないピャージュという生玉ねぎの付け出し(玉ねぎ、酢、レモン、唐辛子パウダー)を作ります。

その後、スパイスを各自で調合してもらい、チキンカレー作り。
チキンのほか、トマト、にんにく、しょうがを使います。



そして、お米を炊飯器で炊くのではなく、インド風に煮込みながら汁を減らしていくやり方で煮出していきます。
お米も、インディカ米(タイ米)を使ってみます。

そして、ラッシーを作る。プレーンヨーグルトと牛乳です。

さて、ここまでで3時間。
どうなることでしょう?


仏教はヒンズー教の一部?(マルカスさんの講演より)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10171014153.html

インドには「貧」はあっても「困」はない(マルカスさん講演・後半)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10172321794.html

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    スローフードな味覚教育

「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12
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■日時  6月26日(土) 11時~14時

■テーマ 「色々なスパイスを自分たちで混ぜて、本場のインドカレーを作る」

■講師  マルカスさん
    (旅行会社社長であり、立川談志一門の落語家“立川談デリー”でもあります。)

■場所  杉並区立杉並第四小学校 3階家庭科室
     (http://www.suginami-school.ed.jp/sugi4shou/

■参加者 杉並第四小学校の生徒と親御さん 約30名ほど

■参加費 大人600円、子供400円  
 (スタッフはスローフードメンバーは無料、メンバー以外の方は、600円を頂戴します)

麦秋と内藤とうがらし

投稿日 2010年06月04日

トラックが通るとバサバサと音を立てて揺れます

こんにちは 浅見です。
気持ちの良い天気が続いていますね。

今朝、通勤時に普段通らない道を通ってみたら、大きな麦の穂が
ほんのりと色づいて、風に吹かれてバサバサと音を立てていました。
コメを収穫するのは秋だけど、麦は夏前に収穫するから麦を収穫する
この時期を麦秋と呼ぶのだと、昨年農家のおじいさんに聞いたことを
思い出しました。

この麦の畑で作業をしていた方に聞いたら、麦の種類は分からない。
家畜の餌にしたり、野菜の根元に敷くのに使う、と言ってました。
大昔は麦を食用で作っていた地域なのですが、やはり現在は食用の
麦を作っている農家は少ないようです。

唐辛子の花

八房とうがらしに花が咲きました。


ところで、スローフード江戸東京さんから頂いた内藤とうがらしの
つぼみが今朝ひらきました。
小さなつぼみがたくさんぶら下がっているので、これから楽しみです。

宮崎和牛を食いつくせ!!                                  ~学生200人BBQ@多摩川~

投稿日 2010年05月27日

東京農大を中心とする大学生のグループが、以下のイベントを行います。SFすぎなみメンバーは、このグループと5月13日に高円寺で初めて会いました。そして、15日にスローフードジャパン 東京・神奈川ブロックが採択した<緊急アピール>、翌週からのマスコミによる一斉報道がきっかけとなり、彼らが「自分たちにできること」を考えた結果です。SFすぎなみは、彼らを応援します。

皆さんお誘い合わせの上、ご参加ください。

宮崎和牛を食いつくせ!!            ~学生200人BBQ@多摩川~  

 【初めに】

今猛威を奮っている口蹄疫。毎日被害の状況が伝えられてきますが、意外と知られていないのが非感染農家の方。風評被害で宮崎牛の価格が半額近くまで下がっているにも関わらず、口蹄疫に感染していないために補助金がもらえず、大打撃を受けているそうです。

   そこで僕たち学生に何か出来ることはないか?社会人よりも僕たちが勝っているものは何か?   さえない脳みそを使っていろいろ考えた結果、僕はそれが“食欲”だと思いました。笑   現地のお肉を食べて消費量を伸ばし、それをメディアを使って大々的にPRすれば風評被害も軽減されるはず!そんなことを思って、このBBQを企画しました。

   今回は“とにかく宮崎和牛をたんまり食べていただきたい。” そんな趣旨なので、参加費いっぱいいっぱい、一人500gもの宮崎和牛を用意します!宮崎牛を大量に卸売り業者さんから直接購入するためにできることで、通常ではありえない破格の値段です。 (気になる方は和牛相場をチェックしてみてください。) この値段でこんなに和牛を食べられる機会はまたとないので、この機会に是非ご参加ください!   宮崎のためになることを、美味しく・楽しく出来るなんて素敵じゃないですか^^?   以下、イベント詳細になります。

 【詳細】

◆日時:6月19日(土) 11:00~14:00

※ 雨天中止(中止の際は前日18日(金)の20時までにご連絡させていただきます)

 ◆実施場所:和泉多摩川河川敷(小田急線和泉多摩川方面)           最寄り駅:小田急線和泉多摩川駅 ※現地集合 当日和泉多摩川駅に案内の者がおります。

◆持ち物(必要に応じて):帽子、タオル、日焼け止めクリーム、旺盛な食欲(※必須!)  

◆参加費                                                                   学生:2500円 社会人:3500円 中学生~小学生:1000円小学生以下:無料

※参加費に含まれるもの:宮崎和牛500g、無農薬野菜(農業サークルより提供)、ソフトドリンク、BBQ資材代   ※今回、お酒はお出ししません。その分安くしていますので、とにかく肉!、肉!を全力で食べてください!!(お酒が必要な方は各人お持ちになってください。)

 ◆定員:200人   ◆申し込み期限:6月15日(火) 18:00  

 【申し込み】

参加される方は下記宛まで・お名前・参加人数・各参加区分(学生、社会人、中学生~小学生、小学生未満) ・連絡先の3点を下記までご連絡ください↓(ご質問もこちらで受け付けています。)

 連絡先:miyazakibbq100@gmail.com ※イベントの変更連絡、当日連絡等はメーリングリストを作成し、そちらの方からお送りさせていただきます。

  【イベント責任者】鵜澤佳史東京農業大学国際農業開発学科3年連絡先:yoshiu4423@yahoo.co.jp

<かつてない口蹄疫の発生について>                                 緊急アピール・続報

投稿日 2010年05月22日

今日(21日)、宮崎日日新聞報道部の記者から連絡があり、先日発したスローフードジャパン 東京・神奈川ブロックの<緊急アピール>(抜粋)が、宮崎日日新聞の特設webサイト「激震・口蹄疫」、<絆メッセージ>のページに掲載されるそうです。この<絆メッセージ>は、本紙の紙面に掲載されたものを、web化しています。掲載がいつになるのかわからないほど(おそらく、来週中とのこと)、多くのメッセージが殺到しているそうですが、私たちの発した言葉が、そのメッセージのひとつになり、被害者の方たちに少しでも伝われば幸いです。

宮崎日日新聞の特設webサイト「激震・口蹄疫」

http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php

<かつてない口蹄疫の発生について>                                        スローフードジャパン 東京・神奈川ブロックからの緊急アピール

投稿日 2010年05月16日

埋められる疫蓄を見守る生産者の方(/共同通信)

皆さん。九州・宮崎県で、牛や豚などの家畜が罹る病気「口蹄疫」が、日本の畜産史上最大の規模で発生していることは、ご存じかと思います。私たち、スローフードすぎなみTOKYOが所属するスローフードジャパン東京・神奈川ブロックは、昨日(15日)のミーティングで、この事態への「緊急アピール」を採択しました。会員の皆さんに口蹄疫の実情を伝え、被害に遭われた方々へ声援を送るためです。以下から、お読みください

‘10.05.15 appeal

また、地元の宮崎日日新聞では、口蹄疫に関するwebサイトを特設しています。被害者の方たちへ励ましのメッセージをお寄せください。

http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/bbs.php?id=20100515&paging=1

<内藤とうがらし>                新宿・伊勢丹本店デビュー             スローフード江戸東京からの便り

投稿日 2010年05月15日

新宿・伊勢丹本店の地下食品売り場に、スローフード江戸東京が復活を目指す<内藤とうがらし>がデビューしました。食品売り場に出店している8つの店舗が、内藤とうがらしを使ったオリジナルな和菓子や総菜を発売中(~18日まで)なのです。昨日の夕方、ようやく食品売り場を覗くことができました。

売れ行きは好調なようで、限定品ということもあってか、8店舗中6店舗はすでに完売。そこで、文明堂新宿店の「御笠山」を買って試食しました。白餡に白味噌と内藤とうがらしを練り込み、特製の生地で包んだ特製「御笠山」は、甘さよりも味噌の風味が引き立ち、その後に唐辛子のピリ辛がやってきます。これなら、日本酒のすっきりした大吟醸の「肴」にもなるなァ、と感じました。

このスローフード江戸東京と伊勢丹本店のコラボレーションは、日経新聞5月7日首都圏版でも取り上げられています。(記事の写真をクリックすると、内容が読めます)。

<内藤とうがらし>の苗は、今日、旧四谷第四小学校で、地域の人たちの配られます。また、伊勢丹本店の7階でも、今日と明日、希望者に苗が配られます(先着300本限定)。私たちの仲間であるスローフード江戸東京の<内藤とうがらし>プロジェクトを、これからも応援してゆきます。

<内藤とうがらし>プロジェクト

http://www.togarashinet.oishiimizu-taishikan.net/

暖まるお茶、冷えるお茶

投稿日 2010年05月14日

あさみです。

最近すっかり暖かくなってきて、八十八夜も過ぎて
新茶の季節になりましたね。

昨年のすぎなみの忘年会で清水茶寮の白井さんから
うかがったお茶の話がとてもためになった、というか
気付きの多い話だったので思い出しながら書いてみます。

煎茶は主に夏前に採れる新茶や二番茶くらいまでを使う。
番茶は夏の終わり頃に採れる三番茶や四番茶を使う。

夏前に採れる煎茶は体を冷やす作用があり、秋前に
採れる番茶は体を温める作用がある。

冬に煎茶を飲むのは昔はあまりしなかった、というような
お話しだったでしょうか

旬のものは一番栄養があり、また体にも良いと言いますが
なるほど、永年飲み続けているお茶にはそれなりの効用が
あるんだなぁと驚いたことを思い出しました。

農大学生グループSOLAメンバーとの交流会(5/13[木])

投稿日 2010年05月05日

東京農大の学生たちが結成したSOLAというグループがあります。
http://www.sola2006.net/

ここの代表・鵜澤佳史さんと昨年知り合い、その後もメールのやりとり等をしてきましたが、SOLAの何人かのメンバーが、スローフードの話を聴きたいとのことで、交流飲み会をすることになりました。

SOLAのグループは、昨年のテッラマードレ・ジャパンでも活躍したようです。

学生たちの農業にかける熱い想いを聞きながら、スローフードとの連携を探りたいと思います。
都合のつく方は、ぜひご参加ください!
■日時: 5月13日(火) 18:30~21:30くらいまで

■場所: カフェバー「アンリファーブル」
(JR高円寺駅北口下車徒歩4分、「座・高円寺」2F)
   http://r.gnavi.co.jp/e650500/

■参加者: SOLAから鵜澤佳史さん含め4~5人+SFすぎなみメンバー 総勢10名ほど

※ 日本の農業に一生を賭ける!学生委員会
  SOLA: 鵜澤佳史さん
  東京農業大学 国際農業開発学科
  http://www.sola2006.net/
  twitter&mixiネーム:yoshiu4423
ご参加可能な方、ご連絡をお待ちしています。
XLK03572@nifty.ne.jp

スローフード高知からの便り

投稿日 2010年05月04日

スローフード高知の上田さんから送られてきた新聞記事の切り抜きを、紹介します。内容は、昨年12月の「テッラ・マードレ・デー」に関してです。写真を拡大してお読みください。

なお、SFすぎなみの昨年12月のテッラ・マードレ・デーの報告は、以下からご覧ください。

http://home.att.ne.jp/green/batten/20091206reportforTMD.pdf

森田さんの紹介記事

投稿日 2010年04月28日

私が愛読しているウェブサイト「すぎなみ学倶楽部」の最新号で森田さんが紹介されています。写真はやや照れ気味ですね。URLは
http://www.suginamigaku.org/content_disp.php?c=445de0bbe0b29&n=3

立川ツアーお疲れ様でした。 追記しました。

投稿日 2010年04月24日

あさみです。
本日、スローフード立川ツアーを開催しました。
総勢15名とたくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
前日まで雨続きで天気が心配でしたが、何とか雨もあがり予定通りに行うことができました。

11時にモノレールの立川駅北口に集合でしたが、めずらしく?時間通りに全員集合してモノレールで移動。
砂川七番駅で下車して五日市街道沿いでスマイル農園

ネギやコマツナの収穫体験ののち、スマイルキッチンへ
ウドン打ち、ウドやノラボウを使った調理講習の後、昼食。
コシの強い手打ちのうどん、ウドノラボウと春野菜を堪能しました。
食事をしながら質疑応答、農業主の豊泉さんからスローフードすぎなみへの逆質問もありました!

スマイル農園から移動して結婚式場の支配人に食べ残し持ち帰り隊インタビュー
業界のこと現場のことを熟知している支配人のお話はとても説得力がありました。
ノロウイルスなど、内部からの食中毒などの発生にはとても気を使っているようです。
事前の趣旨説明で挙げた項目以外の参加者の質問にもたくさん答えていただきました。

バスで移動して立川駅北口のシネマ通りへ。東京ウェッサイの籾山さんのご案内でと思っていたら籾山さんが商店会長さんにつかまって話し込んでしまって、どうしようかとおろおろしてしまいました。
シネマ通りを一巡して立川駅へ。

前半戦のみの参加の方とお別れをして、立川駅から西国立駅へ。

西国立駅から踏切を渡ってすぐのカミカゼビール
エール系の2種類のビールをハイピッチで飲みながら立川のこと東京西側のことスローフードのこと大変盛り上りました。
昼のウドンが腹に残っていたため食事は進みませんでしたが、battenさんの気転で食べ残しを持ち帰るパックを店側にもらってすべて持ち帰りました。

ビールを飲みすぎで酔っ払ってますので、細かい報告や写真は参加者の皆さまにお任せします。
取り急ぎ、ご参加いただいた皆様、ご協力いただいたスマイル農園豊泉さん、結婚式場の支配人、皆さまに御礼申し上げます。
皆さまのおかげで楽しいツアーになりました。ありがとうございました。おやすみなさい。

追記
早速、立川経済新聞が記事にしてくれました。

イタリア スローフード講座             at イタリア文化会館

投稿日 2010年04月24日

イタリア文化会館は、スローフードジャパン東京・神奈川ブロックの協力により、EATALY代官山と共催し、約1ヶ月にわたる「スローフード講座」を開催します。トリノに本店があるEATALY(イータリー)は、スローフード・イタリアが全面的にバックアップする食材ショップ+レストランです。受講料はちょっと高めですが、イタリアの家庭料理、イタリアのスローフード運動に興味がある方は、ぜひご参加ください。 

(↑イタリアのトマト、サン・マルツァーノ種)

申込先:イタリア文化会館 語学コース受付 TEL 03-3262-4500   corsi.iictokyo@esteri.it

詳細はこちらから corso gastornomia porimavera 02

日本昔話①

投稿日 2010年04月22日

各位

ご参考まで。創作文ではありません。引用文であります。恐縮です。

◎○☆□◇△▽◎○☆□◇△▽

①長崎県の時津町に、打坂(うちざか)という急勾配の坂があります。そのバス停のそばに建てられている記念碑とお地蔵さんの前では、毎年慰霊の行事が執り行われています。

②昭和24年のことです。地元長崎自動車のバスが乗客を乗せて、この坂を登っていました。坂の半ばに差しかかったとき、突然エンジンが故障し、バスは止まってしまいました。運転手はすぐにブレーキを踏んでエンジンを掛け直そうとしましたが、ブレーキが利かない。補助ブレーキも前進ギアも入りません。三重のトラブルが重なって、バスはズルズルと後退し始めたのです。そのバスには、鬼塚道男さんという21歳の若い車掌が乗っていました。

③運転手は彼に大声で、「鬼塚、すぐ飛び降りろ。棒でも石でも何でもいい、車止めに放り込んでくれ!」と指示しました。鬼塚さんはすぐに外へ飛び出し、目につくものを車輪に向かって片っ端から投げ込みました。しかしバスは止まりません。乗車のほとんどは、原爆症の治療に通うお年寄りと子どもたちで、脱出はとても不可能です。その間にもバスのスピードは見る見る上がっていきます。坂の下は崖でした。ガードレールもなく、落ちればバスは大破します。崖まであと10メートル、5メートル・・・。全員が観念したところで、バスは奇跡的に止まりました。

 ④我に返った運転手は、鬼塚さんがいないことに気づきます。まだ車止めになるものを探しているのかと思い、乗客と一緒に探し始めます。ふと、バスの後のほうを見て思わず息をのみました。そこには何と、後車輪に身を投げ、自ら車止めになっている鬼塚さんの無惨な姿があったのです。内臓破裂ですでに息を引き取っていました。乗客は鬼塚さんを戸板で運びながら、「この方は仏さんか菩薩さんの生まれ変わりだ」と口々に言い、涙に暮れました。 貧しい時代で何もしてあげることができず、また、鬼塚さんの死は、一部の人にしか語り伝えられなかったため、次第にその出来事は忘れ去れれようとしていました。

⑤24年後、乗客の証言にもとづいて、その事件が小さな新聞記事になりました。それをたまたま目にした長崎自動車の社長は、大変なショックを受けました。「こんな立派な社員がいたことを、われわれ役員が忘れてはいけない」。そう考えた社長は、その日のうちに役員会を招集し、会社で打坂のそばに記念碑とお地蔵さんを建てて供養することを決めました。

 鬼塚さんの供養祭は、いまでも続いています。

おしまいです。 

初めての垂直式学校菜園~SFサンフランシスコの取組み

投稿日 2010年04月15日

先日、東京に見えたスローフード・サンフランシスコ代表のロレンツォ・スカルポーネ氏に、石田雅芳さんと東京でお会いしたばかりなのですが、スローフードUSAのブログにまさにそのSFサンフランシスコが取り組んでいる“垂直式学校菜園”のことが載りましたので、訳出・紹介してみます。

——————————————————-

初めての垂直式学校菜園

3月17日に、サンフランシスコの最初の垂直式学校菜園が、ミッション地区のサンチェス小学校で公開されました。
この垂直式菜園はサンチェスに既存の伝統的な菜園に加えられます。この試みを教師たちは過去2年にわたって、授業の中に組み込んできました。

もともとはリタイアした教師がケアしてきたこの菜園は、スローフード・サンフランシスコからのサポートを得ることとなり、2007年にスローフードの創設者カルロ・ペトリーニが訪ねてきました。

このプログラムは時間とともに発展してきました。そして今年、サンチェス小学校は、隔週で来て子供たちが植え、手入れをし、収穫するまでの面倒を見てくれる菜園の管理人を雇うことができました。
最近では学校に、子供たちが試食をするためのキッチンを備えつけることも完了しました。

スローフード・サンフランシスコのカルメン・テデスコによれば、サンチェス校の取組みは、学校長レイモンド・イソラ博士と他の教師陣の熱意なしには不可能であっただろうとのことです。
皆が、新しい垂直式菜園を持てることにとても興奮しており、それが地域のなかに多くできるものの最初であることを望んでいます。

土のない垂直式菜園はインカ社のバイオスフェリック・システム(http://www.inka.fm/)によって導入され、線でつなげられた壁で据え付けられます。これは空間の確保ができない学校キャンパスにとって選択肢の一つとなります。
また、太陽光電池板と風力タービンは栄養分を補強した水の循環を可能にし、もう一つのレベルでの持続性をこのプロジェクトにもたらします。

サンチェス小学校の子供たちは菜園のエネルギー使用、水の栄養分濃度、をモニターして、春の学期に成果をまとめ、5月に結果を報告します。

サンチェス小学校の取り組んだ菜園プロジェクトの方法は、スローフード・サンフランシスコが提案する将来のスローフード運動の学校プロジェクトの基礎モデルになり得ることでしょう。

(Toshi-Shun訳)

http://www.slowfoodusa.org/index.php/slow_food/blog_post/the_first_vertical_school_garden/

YouTubeで映像を観ることができます!

“School Gardens 2.0-Slow Food Vertical Garden”

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=M2FiWlZhwgQ&feature=player_embedded]

こちらにも映像が。 http://slowtube.org/

値下げします!4/24(土)立川ツアープラン確定のため

投稿日 2010年04月09日

先日お知らせいたしました4/24(土)のスローフード立川ツアーですが、詳細な内容が決まりました。

前半に行なう、「畑で収穫した野菜を調理して食べられるスマイルキッチン」の施設がほぼ完成し、当日のメニューも決まりました。
現在、畑は端境期なのですが、当日は何品か収穫も出来そうなので、その野菜を使って料理を2品ほどと、近隣で伝統的にやっている手打ちうどん作りをやります。

通常ですと参加費は3000円プラス収穫野菜代金なのですが、今回は端境期で収穫できる品目が少ないことから今回限りの特別価格で2500円収穫野菜代金込み!という事になりました。

そこで前回お知らせした参加費を値下げします。

スローフード会員 6800円(交通費別)(前半のみ参加の場合3000円)
            ↓  ↓  ↓
スローフード会員 6300円(交通費別)(前半のみ参加の場合2500円)

一般参加者    7500円(交通費別)(前半のみ参加の場合3500円)
            ↓  ↓  ↓
一般参加者    7000円(交通費別)(前半のみ参加の場合3000円)

(交通費は公共交通機関を使い510円、前半のみだと380円の予定です。)

定員の20名までもう少し枠が空いてます。
まだ申し込みは間に合いますので是非ご参加下さい。

ツアー詳細はこちら
お申し込みお問い合わせはXLK03572@nifty.ne.jpまで

日本人の腸内細菌群は海藻の消化に適していることが判明

投稿日 2010年04月08日

日本人が戦後、ミネラル摂取量が減ってきたという、その一因とされているのが海藻を食べる量だと言われます。

ところが、水産庁のHPから、戦後の海産資源についての生産量と自給率の推移を見てみると、確かに海藻も含め全体的に落ちてきているものの、海藻に関しては自給率も67%で、ここ数年は回復基調にあります。

日本は海に囲まれた国。
もちろん、海に面してない地域も多数ありますが、海産資源の恩恵はずっとずっと大きかったわけで、今後も、これは失ってはならない部分でしょう。

特にぼくは、海藻の復活を足掛かりに、海産資源全体へと輪を広げていけないかなあ、と考えております。

のり食べる生活に適応=日本人の腸内細菌群-消化遺伝子取り込む・仏大学
4月8日2時7分配信 時事通信

 のりやワカメ、昆布などの海藻をよく食べる日本人の腸には、海藻に含まれる多糖類の分解酵素を持つ細菌がいて、消化に貢献している。この多糖類の分解酵素遺伝子は、海藻に付着している細菌から取り込まれた可能性が高いことが分かった。フランスのピエール・マリー・キュリー(パリ第6)大学の研究チームが8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 この多糖類分解酵素「ポルフィラナーゼ」の遺伝子や、寒天の主成分アガロースの分解酵素「アガラーゼ」の遺伝子は、米国人の腸内細菌群からは見つからなかった。腸内に共生する細菌群は、人間の食生活に適応しているとみられるという。
 日本人の母と乳児では、ともにこれら2種類の遺伝子が腸内細菌群から検出された。細菌群が母から子へ伝わる経路もあると考えられる。 

食糧自給率の<不思議>

投稿日 2010年04月07日

なぜか無視される「生産額ベース自給率65%」という数字

なぜか無視される「生産額ベース自給率65%」という数字

生産額ベースでなら、「我が国の食料自給率は70%あり、主要先進国と比べてもそんなに悪い数字ではない」と発表することもできますね。ちなみに、生産額ベースの自給率が100%を超えるのは、単純に食料の輸入額を輸出額が上回っているからです
図版デザイン/坂井大輔

 

「日本の食料自給率はたったの40%!」…こんな報道を耳にしたことはないですか? 農業や食糧問題を論ずる際、必ずといっていいほどこの「自給率」が引き合いに出されます。でも、自炊してる人はわかると思いますが、スーパーの棚に並んでいる農産物はだいたい国産なんですよね。農家で大量廃棄される野菜がニュースになったりしますし、コメにいたっては長年減反政策がとられています。どうも一般的な生活実感とズレているように見える自給率ですが、いったいどういう数字なんでしょう?

農林水産省によれば、食料自給率とは「国内の食料消費が、国内の農業生産でどの程度賄えているかを示す指標」で、個別の品目によらない総合的な自給率を表すものとして「カロリーベース総合食料自給率」と「生産額ベース総合食料自給率」があります。で、広く世間に流布しているのは「カロリーベース」の方。計算式にすると、

1人1日あたりの国産供給カロリー ÷ 1人1日あたりの供給カロリー

となり、最新値である2008年の数字を見ると、分子が1012kcal、分母が2473kcalで、自給率は41%です。一方の生産額ベースは、

食料の国内生産額 ÷ 食料の国内消費仕向額(国内で消費される食料の生産額)

で、同じく08年の数字なのに分子10.0兆円、分母15.3兆円で自給率65%と、ずいぶん高くなります。しかし、こちらの数字が表立って報道されることはほとんどありません。もともと食料自給率は、1965年から生産額ベースだけで発表されていたのに、83年にカロリーベースがひょっこり現れて以降、生産額ベースの自給率はすっかり影が薄くなってしまいました。結果、「40%」という数字だけが刷り込まれ、国民のあいだには漠然とした自給率への不安が募り、農水省には巨額の「自給率向上対策費」が割り当てられるようになりました。

そもそも、我が国では「自給率」が幅を利かせていますが、実は自給率を計算しているのは日本と韓国だけで、諸外国ではまったく問題視されていません。よく日本と比較される主要先進国のカロリーベース自給率も、農水省がFAO(国際連合食糧農業機関)の統計から“独自に”はじき出したものです。さらにいえば、日本の数値が高めに出ている生産額ベースでの各国比較は、不自然なほど話題になりません。まるで「日本は先進国中最低の自給率!」といいたいがためのデータのような、作為的なものを感じてしまうんですよね…。

webR25 2010.03.30 より転載

4月17日(土曜日)、勉強会のお知らせ

投稿日 2010年04月06日

先月(3月20日のミーティングの結果を受けて、来週土曜日(17日)、西荻で勉強会を開きます。御都合がつく方、ぜひご参加ください。

■日時 2010年4月17日(土) 午後2時30分~午後5時30分

■場所  西荻地域区民センター・勤労福祉会館 第3集会室
(JR総武線「西荻窪駅」下車徒歩15分、
 「西荻窪駅」北口からバス–井荻駅・荻窪駅行き「桃井四丁目」下車)
西荻窪駅から北へ真っ直ぐ歩いていくと行き着きますが、やや距離はあります。
https://www.yoyaku.city.suginami.tokyo.jp/HTML/0031.htm

■内容
・メンバー近況
・スローフードとはどんな、何を目指す運動なのか? 改めて勉強する会

原 恵海さん(食科学大学第1回卒業生。日本担当) →スローフードと生物多様性
石田雅芳さん(元国際本部職員。C.ペトリーニ会長著「おいしい きれい ただしい」の翻訳者) →国際運動としてのスローフード
フラビオ・パリージさん(イタリア文化会館日本語講師) →イタリア人の生活と文化について
(プロジェクタで、いろんな写真を上映しながらスローフードについて楽しく学びましょう)

・その他

■懇親会 午後6時~ 9時過ぎくらいまで (飲食会・参加任意)
場所は追ってご連絡いたします。
西荻界隈のお店を考えています。

■参加費用 懇親会のみ実費 (3,000~4,000円くらい?)

★ご参加いただける方、ご連絡ください(・勉強会 ・懇親会)
佐々木 XLK03572@nifty.ne.jp

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