東日本大震災(東北関東大震災・東北太平洋沖地震) 支援②
チャリティー in 「座の市」

投稿日 2011年04月17日

4月16日、放射能汚染の風評被害を受ける福島県産のキュウリを、        スローフードすぎなみTOKYOは、劇場「座・高円寺」と共催して開く「座の市」で、販売しました。

販売したのは、スローフード福島のメンバー・斉藤保行さんがハウス栽培したキュウリです。斉藤さんのキュウリは、蕎麦カスなどを中心とした肥料や、昆布粉・トウモロコシの油カスなどを使った高級品。おもに、東京の有名デパートなどで売られていました。ところが、福島第一原発の事故により、福島県の農産物に放射能汚染の風評が広まりました。斉藤さんのキュウリは、「無添加食品販売協同組合安全センター」の調査で、安全面で問題がない、との結果が出ているにもかかわらず、販路を失いました。そこで、スローフード福島が支援を呼びかけたのです。

特定の商品などを買わず、社会的な抗議や主張を表す不買運動(ボイコット)は古くから知られています。しかし、最近、それとは発想を逆にした、フェアトレードなど、特定の商品を買って生産者やコミュニティーを支えるバイコット(BUYCOTT)の運動が盛んになっています。「味の箱舟」「プレシディオ」にみられるように、このバイコットは、スローフード運動を支える考え方のひとつです。二箱送られてきた斉藤さんのキュウリは、すぐに売り切れてしまいました。

「座の市」は、スローフードすぎなみTOKYOが、杉並区立の劇場「座・高円寺」や地元の商店街などと、昨年9月から始めた定期市場です。毎月一回、第3土曜日に「座・高円寺」のエントランス広場で開かれます。スローフードすぎなみTOKYOの呼びかけに応じ、スローフード福島・スローフード長崎・スローフード秦野が、出品しています。スローフード秦野からは、毎回、パン工房「レ・ルルド」の神保さんが来てくださり、早くも「座の市」の名物になりつつあります。また、スローフード長崎がいつも出品する「エタリの塩辛」(写真上・右)は、日本で初めて「味の箱舟」(アルカ)に登録された食品のひとつ。その「味の箱舟」を東京で買える場所が、この「座の市」です。また、今回スローフード福島は、斉藤さんのキュウリのほかに、「人気酒造」の<食べる酒粕><手造り味噌>(写真上・左)などを出品しました。遠方のコンビビウムからの出品は、スローフードすぎなみTOKYOが、委託販売をしています。

高円寺「座の市」は、杉並第4小学校の「味覚教育」とともに、スローフードすぎなみTOKYOの活動を支えるプロジェクトのひとつです。

なお、スローフードすぎなみTOKYOは、4月30日~5月1日に開かれる「高円寺びっくり大道芸2011」の復興支援チャリティーマーケットで、スローフード福島・スローフード茨城の協力を得て、風評被害に遭っている農産物を販売する予定です。

東日本大震災(東北関東大震災・東北太平洋沖地震) 支援①
スローフード秦野からのたより

投稿日 2011年04月17日

スローフード秦野のメンバー「石(いし)庄庵」の主人・石井貞男さんは、         4月6日、福島市内の避難所・福島商業高校で蕎麦を打ち、              被災者や支援者の方たちに提供しました。

石井さんと<石庄そばの会>の人たち12人が秦野を出発したのは、前日の午後9時。6日の午前3時半頃、東北自動車道最寄りのインターで仮眠し、午前8時頃、福島原発半径20キロメートルの住民約120名が避難していた福島商業高校の体育館に着きました。福島商業高校の避難所を選んだのは、「石庄庵」のお客さんに、福島商業OB会の方がいらっしゃって、学校と連絡を取ってくださったからだそうです。蕎麦粉25kg、70リットルの寸胴鍋数個、水、プロパンガスなど、蕎麦を作るために必要な材料・機材・調理器具は、すべて秦野から運びました。

石井さんは、昼食に合わせて200食の蕎麦を打ち、被災者の方たちだけではなく、警察・ボランティア・学校の教職員など、支援に当たっている方たち全員に、蕎麦を食べていただきました。また、同行した会員に整体師の方がいて、被災者の方たちの身体をほぐしたそうです。

「最初は遠巻きにしていた子供たちが、途中から体に触ってくるようになりました。大人たちは次の避難場所を選ぶのに忙しく(福島商業の避難所は、学校の授業が始まるために8日に閉鎖されました)、子供たちに相当ストレスがたまっているようでした」と、石井さん。石井さんは、避難所の人たちが、カップラーメンを食べているテレビの映像を見て、<自分にできること>を考えました。「それは、これからも自分が蕎麦屋をやってゆくために、必要なことでもあったのです」

美味しい料理は、食べる人に元気と希望を与えます。                           それは、スローフードの理念のひとつです。

緊急アッピール!!                                      東日本大震災(東北関東大震災/東北地方太平洋沖地震)

投稿日 2011年03月14日

                                                                                            photo by asahi.com 

支援金の募集を始めます !!

すでにご存じのように、日本の歴史に未曾有の災害が刻まれました。

 被災者・犠牲者の方に、心からお見舞い申し上げます。

この「東日本大震災」(東北関東大震災/東北地方太平洋沖地震)の被災地には、スローフードジャパンに加盟する以下の6つのコンビビウムがあります。
私が、3月14日午後4時45分現在、把握している状況は以下です。
 

・SF八戸 →SFよこはまのメンバーがSF八戸のメンバーと電話で接触、SF八戸のメンバーは全員無事の模様。

 ・SF岩手 →mixi によれば、メンバーは全員無事の模様。

・SF気仙沼 →理事長と直接連絡が取れず(*留守番電話)。その後、無事の情報が入るが、本人には確認が取れず(3月15日午前9時30分現在)。その後、3月15日午後3時15分、友人の方が、本人が家族とともに無事であることを、関係者の方に再確認した、との情報が入りました。

・SF宮城 →前SFジャパン事務局長(仙台在住)と直接連絡が取れず(*留守番電話)。SF帯広のメンバーがSF宮城の事務局長と電話で接触、SF宮城のメンバーの安否は不明。その後、前ジャパン事務局長から mail あり。

・SF福島 →SFすぎなみとSF TokyoBayのメンバーが、事務局長と電話で接触。メンバーは全員無事の模様(私への mail )。

・SF茨城 →理事長と連絡が取れず。

 
以上のコンビビウムには、いずれも被災されたメンバーがいらっしゃるかもしれません。
しかし、現段階での状況と報道などの情報を合わせると、SF気仙沼のメンバーの方たちがもっとも多く被災されていると判断せざるをえません。
 
私たちは、励ましの言葉だけではなく、ささやかであっても、いま、自分たちに何ができるか? を考えました。
スローフードジャパン・東京/神奈川ブロックは、参加コンビビウムの同意により、まず、SF気仙沼への支援金の募集を、下記の通り行います。
国や県・赤十字などの公的機関に寄付することにも意味はありますが、スローフードの理念から考えると、顔の見える相手に直接支援をすべきだと考えたからです。
SF気仙沼のメンバーとは、2月19日に八戸で開かれた全国大会でお会いしたばかりでした。
みなさん、ご協力お願いします。
 
今回の災害は、私たちの日々の暮らしが、自然の恵み=食べ物だけではなく、自然の<脅威>とともに営まれていることを、示しています。本来日本には、自然と共生する<知恵>がありました。その知恵こそ、スローフードの思想と結びつくものです。その知恵が、被災者の方たちの新たな暮らし作りに、役立って欲しいと思います。 
スローフードとは、私たちみんなの言葉です。
 
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 『がんばれ! SF気仙沼』 募金
 
①金額
 一口¥3,000円
 (少額でも、何口でも結構です)
 
②振り込み方法
   所属コンビビウム名・氏名に加え、「支援」と明記。
      ↓
 例: すぎなみ 山田太郎 支援
 
 
③振込先
セキュリティー上、下記までメールをください。
battex02@zap.att.ne.jp
 
元メンバーの方、メンバーのお知り合いの方でも結構です。
ご協力をお願いします。

 

↓2007年に気仙沼で開かれた、スローフードジャパン第4回大会と「スローフードフェスタ」。中央の写真が、SF気仙沼・菅原理事長

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みんな、元気だそう! 頑張ろう!

↓(ごめんなさい。埋め込み方がわからないので)

http://www.youtube.com/embed/IxUsgXCaVtc?rel=0

「東北地方太平洋沖地震」とその被害について

投稿日 2011年03月13日

3月11日午後に発生しました「東北地方太平洋沖地震」、その後の津波被害などで被災されました地域とお住まいの皆様に、心よりのお見舞いを申し上げます。

また、残念ながらお亡くなりになられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。

被災に遭われた地域には、スローフードのコンビビウム、仲間たちが大勢おられます。

2007年に、スローフードの全国大会を開催していただいた気仙沼。あの、美しい港町の風景が、津波によって無残に破壊されていく映像をテレビで見ながら、いたたまれない気持ちに教われました。

また、つい2週間前に今年の全国大会を開催していただいた八戸の街がどうなっているのか、とても心配な気持ちでいっぱいです。

さらに岩手、宮城、福島、茨城など、スローフードの仲間たちが無事であることを祈るばかりです。

世界のスローフードの仲間たちからも、安否を気遣うメールが多く寄せられています。

 

 

 

ピエモンテ州

投稿日 2011年02月28日

春の気配が感じられる近頃ですが、まだまだ寒い日も続いてますね。
そんな寒い日にはこってりとした料理が良くあいます。

私が通っているイタリア料理教室でも、ここ数ヶ月は生クリーム系の料理ばかりいただいています。

先日フランスからビジネス旅行で帰国した友人、とても疲れているはずなのになずか肌はつやつや。理由は毎日いやという程チーズ料理を食べさせられたから、らしいです。
「つやつやしているのではなく、脂ぎっているのよ!」との事でした。

寒い季節には北イタリア料理。北イタリアといえばカルロ・ペトリーニ会長の生まれ故郷、そしてスローフード発祥の地、ピエモンテ州があります。

ここでピエモンテ州の説明を少し。

ピエモンテの州都は皆さんご存知のトリノです。
北イタリアにはパダノ=ヴェネタ平野というのがあって、イタリア東西に長~く延びる平野で、肥沃な土地と水と交通の便からお米の産地としても有名です。リゾットってありますよね。北イタリアで良く食べられますが、南イタリア人はあまり食べないらしいです。

ゴルゴンゾーラチーズなんかも有名で、しかもガルダ湖より上はオリーブオイルがあまりとれないので、北イタリアのパスタ料理は生クリーム系が多くなります。

後はフランスとの国境があるので、ワインも有名。
イタリアを代表するワイン、バローロやバルバレスコなどの銘柄がそろう土地です。

そんな肥沃で素敵な土地からスローフード運動が発祥したというのも納得がいくことかなと思います。

生野菜を切って、オリーブオイルとアンチョビにんにくのソースでいただく バーニャカウダーもピエモンテの冬の家庭料理です。

土鍋をかけて暖めたソースにつけていただきます。

地元でとれるものを、その土地の風土にあった食べ方でいただくのって素敵ですね!

日本でも冬しか手にはいらないもの、たくさんいただきたいと思ってます。

(HPにも遊びに来てください。)

12.05 テッラ・マードレ・デー参加イベント

投稿日 2010年11月28日

 スローフードインターナショナルは、昨年から、世界同時イベントとして、「テッラ・マードレ・デー」を提唱しています。これは、世界のスローフード支部(コンビビウム)が、“母なる大地”の食を通して、つながろうというものです。昨年は、生物多様性をテーマに、スローフード長崎の岩崎さんから、多様な固有種の大根や蕪を送っていただきました。今年は、それをさらにバージョンアップして、新たに『コメ』を取り上げます。果たして、どんな会になるやら……。参加される方は、何か一品、会場で料理を作るか、ご持参ください。あッ、それと飲み物もお忘れなく。                   

( ← 写真は、去年の様子)

                                                                                                                                                                  期日:12月5日(日)終日 (出退場自由)

場所:新宿区四谷地域センター11F調理工作室http://www2.odn.ne.jp/~hao65350/about.html

会費:スローフードメンバー¥500円 非メンバー¥1,000円

PS:このところ時間がとれず、更新が停滞しています。ゴメンナサイ。

生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明

投稿日 2010年10月19日

スローフードジャパンの生物多様性チームが中心となって、開催中のCOP10に向けて、スローフードとしての見解がまとまりました。19日には農林水産大臣と環境大臣に提出される予定です。

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生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明

生物多様性をめぐる状況と課題-種(たね)と味の多様性を守ることの重要性-

1.生物多様性をめぐる状況と議論について

(1)生物多様性をめぐる危機的状況と生物多様性条約第10回締約国会議の意義

地球上には、数え切れないほどの生物種が、それぞれの環境に応じた相互の関係を築きながら多様な生態系を形成している。その意味で、地球はきわめて多彩ないのちの賑わい、すなわち生物多様性に満ちた惑星といえる。われわれの暮らしは、その恩恵を受けて成り立っている。

生物多様性は、地域それぞれの環境や歴史により育まれている。従って、地域固有の歴史の中で育まれた生物がそれぞれにふさわしい環境で生き続け、健全な生態系が持続するように、人間の活動自体を自然に調和させることが必要とされる。

しかし、世界的に産業化・近代化が進展するにつれ、環境破壊など人間の活動の負の影響により、数多くの生物種が減少・絶滅の危機に瀕し、健全な生態系は崩壊し、生物多様性をめぐる状況は大変な危機に瀕している。

こうした中で、この度、日本の愛知県名古屋市において、10月18日から生物多様性条約第10回締約国会議が開催されるが、生物多様性の危機的状況を打開する上で、この会議の有している使命はきわめて大きいといえる。

(2)COP10などを契機とした日本国政府による広報活動と生物多様性を重視した農業への転換

翻って、第10回締約国会議の開催国である日本は、四季の変化に富み、四方を海に囲まれた島国であり、南北に国土が広がり、その中央を急峻な山脈が縦断し、全体として地形の起伏が大きい。四季の変化に富み、全体として豊かな森林に覆われつつ、多様な生態系など豊かな自然に恵まれている。そうした環境を活かして、地域性豊かな暮らしが各地で育まれ、営まれてきた。

しかし、特に第二次世界大戦後の高度経済成長を経て、大量生産大量消費の社会システムへと変化するとともに、環境破壊が進み、生物多様性をめぐる状況は急激に悪化している。

こうした中で、近年は、ようやく持続可能な社会への本格的な転換が模索され、生物多様性に関しても、2008年に生物多様性基本法が制定され、2010年にはこれを受けて生物多様性国家戦略2010が策定されるなど、危機的状況への対応が図られはじめている。

さらに、2010年10月にCOP10が日本の愛知県名古屋市で開催されることなどに伴い、これまで一般的になじみのなかった生物多様性に関する広報活動が政府関係機関などを中心に進められている。また、学者・研究者やジャーナリストにより、生物多様性に関する学術論文のみならず一般向けの著書や特集記事などの刊行が相次いでいる。そうした中で、日本において、生物多様性という言葉自体は次第に耳にするようになりつつある。しかしその内容については依然としてほとんど知られていない。このことは、生物多様性をめぐる状況が危機的な中で、きわめて由々しき事態であるといえる。

こうした中で、日本国政府は、COP10において、手つかずの自然における野生種の問題のみならず、農地や雑木林、ため池、草地など農村に広がる空間である里地里山に焦点をあてつつ、農業と生物多様性の問題について積極的に取り上げ、「生きものへのまなざしを取り戻そう」などをキャッチフレーズとして、有機農業をはじめとする環境と調和し生物多様性に重視した農業を推進することを唱っている。

実際、たとえば兵庫県豊岡市において、絶滅機危惧種であるコウノトリと水田農業の関係を再認識し、かつてのようにコウノトリを育む水田農業を確立し、地域社会を変革していく取り組みなど生物多様性を重視した農業の推進が各地で広がりつつある。こうした取り組みは、「農業は自然の営み(生物多様性と物質循環)に支えられており、農業の展開の中で自然は豊かになってきた。そしてたくさんの人々がその営みに参加してきた」という自然共生型農業などと表現できる農業観に基づき進められており、高く評価できる。

(3)野生種にとどまる生物多様性の対象の拡大と作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性を保全することの重要性

しかし、生物多様性の対象は、大変残念なことに、依然として野生種にとどまっている。作物や家畜は生きものとして捉えられていない。そのため、作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性が急激に失われていることは取り扱われず、その事実は全くといってよいほど知られていない。こうしたことの背景には、高度経済成長期以降推進された近代農業=工業化農業において、作物や家畜が命ある存在ではなく、生産性や経済性の観点からモノとして捉えられ、扱われてきたことに起因するのではないかと思われる。モノとして捉えられるうち、日本に暮らす人々の感覚も作物や家畜が命あるものとして認識できなくなったのではないか。そのため、スーパーに行って陳列棚に並ぶ大きさや色、形が画一的な野菜を見ても、不自然と思うどころか、そうでないと逆に納得しない人々が日本では大半になってしまったのではないか。

いずれにせよ、作物や家畜も命ある生きものとして捉え直し、生物多様性の対象として認識し、その遺伝的多様性や種の多様性が急速に失われていることをまず広く人々に知らしめる必要がある。

日本では、特に高度経済成長期以降、生産性や経済性を過度に追求した結果、生産者は自ら種を採ることをやめ、毎年、国公立農業研究機関や種苗会社など外部から種を買うのが当たり前のことになってしまっている。その結果、例えばダイコンが生産性に優れた青首の系統に急速に画一化し、各地にあった多種多彩な地ダイコンが消滅の危機に瀕するなど、生きた文化財である伝統品種・地方品種を次々に失っていき、作物の遺伝的多様性をほぼ喪失してしまっている。

こうした作物の遺伝的多様性の急速な減少は、第1に、近親交配による繁殖能力の低下をもたらし、やがては種の絶滅につながる可能性があることが人々に認識される必要がある。

第2に、1840年代において当時主食であったシャガイモの遺伝的画一化が招いたアイルランドの大飢饉のように、一度に特定の病虫害などにやられて食糧危機を招く可能性が危惧されることが広く知られる必要がある。さらにいえば、今日の作物の遺伝的画一化は、多くのケースで1840年代のアイルランドのジャガイモ以上の画一化が進んでいることが認識される必要がある。

第3に、伝統品種・地方品種は、地域の風土に根ざしたものであり、環境適応が進んでいるため、全般的に病虫害に強く、里地里山の保全をはじめとして農業における生物多様性を守り、育むのに適していることが認識される必要がある。

第4に、伝統品種・地方品種を基礎とした地域の個性的で多彩な食文化=味の多様性が危機に瀕していることが広く知られる必要がある。同時に、地域の個性的で多彩な食文化やローカルフードシステムが、伝統品種・地方品種を支えている。両者は相補的な関係にあるが、そのことがよく認識される必要がある。

(4)ジーンバンクの限界と生産者、さらには市民参加による作物および家畜の遺伝資源管理の必要性

作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性の低下に対しては、1960年代以降、作物や家畜など生物遺伝資源の収集・保存を行うジーンバンク(遺伝子銀行)などが各国に設立されてきた。たしかに、ジーンバンクによる対応は、将来の利用に資するために遺伝資源を集めるということ、つまり、遺伝的変異の喪失を防ぐという点では一定の効果をあげているといえる。

しかし、ジーンバンクによる保全は、実社会の生態系の中の遺伝資源の喪失には有効な手立てにはなっていない。また、そもそも、ジーンバンクに保全された遺伝資源の管理は基本的に国公立農業研究機関や大学で行われ、利用は研究者や種苗会社、食品・農業メーカーであり、一部の例外を除いて生産者、ましてや一般市民は排除されている。また、目的についても、なくなりつつある遺伝的な多様性を保全するというよりも、むしろ遺伝資源を将来の品種改良の素材に使うことにある。

長く伝統品種・地方品種を守り育んできた生産者は、先にも記したとおり、高度経済成長期以降、生産性や経済性を過度に追求した結果、自ら種を採ることをやめてきた。同時に、品種改良や保全を行うには生産者自らが行うのは効率的ではなく負担が大きい、品種の交雑が完全には防ぎにくいなど近代的な品種改良においては十分な設備や科学的知識がないなどの理由から、生産者は実際的のみならず、制度的にも品種の保全や改良から排除されるようになっている。国際的に作物や家畜の遺伝資源がきわめて重要な知的財産権の対象と見なされるようになる中で、いわゆる育成者権が強化されてきており、生産者が慣行的に無償目的で自家増殖を行って生産された種苗やそれによって得られた収穫物にも効力が及ぶようになってきた。日本における現行の種苗法の下では,「種苗法第21条第2項および第3項」で規定されるように、栄養繁殖などの制限が行われながらも生産者の自家採種による種子の自家増殖が依然として認められてはいるが、将来的には禁止される可能性があり、大いに危惧される状況となっている。

持続的な作物や家畜の遺伝資源の利用のためには,これまで歴史的に遺伝資源を利用してきた農民の中で行われることが望ましい。作物や家畜は農業生態系の中で必要な形質を発現・適応を続けることが明らかになっており、ジーンバンクのみの保全はこの適応過程を凍結することにつながる。こうしたことは、従来の伝統品種・地方品種のみならず、新たに風土に適した品種づくりを進める際にもあてはまる。従って、今後、生産者、さらには広く市民参加による作物や家畜ほかの生物資源の遺伝資源の利用・管理が必要といえる。

また、生きた文化財としての伝統品種・地方品種というとらえ方を深く掘り下げる必要がある。

2.農業における生物多様性をめぐる課題

こうした状況の中で、農業における生物多様性をめぐる課題としては次の9点が指摘できる。

第1に、生物多様性とは何か、なぜ今問題になっているのかを広く人々に知らしめる必要がある。中でも、農業における生物多様性、特に、作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性が急速に失われていること、そのことのもたらす危機的状況や原因などについて広く人々に知らしめる必要がある。

第2に、そうした多様性の喪失が、味の多様性の喪失をもたらしていることを知らしめる必要がある。

第3に、対応のあり方として、伝統品種・地方品種などでは、ジーンバンクではなく、実際の農地で保全を行う生息域保全の取り組みが特に必要となる。そのためには、生産者による自家採種など作物や家畜の遺伝資源保全に関して生産者、さらには市民の参加が必要であること、農業のあり方や食べ方、加工方法など食文化を含むまるごとの保全が必要となる。

そのためには、①種を守る基盤を再生するため、生産者の自家採種を基本としつつ、種を守っている人たちにスポットをあて、地域で守るべき伝統品種・地方品種のリストアップを行い、復活の取り組みを進めること、②伝統品種・地方品種の加工や料理の方法を掘り起こし、見直しつつ、広く伝統品種や地方品種の存在意義についての理解者を増やす取り組みを進めること、③風土に適した新たな品種づくりを生産者の自家採種をもとにして進めること、④こうした取り組みに積極的に都市生活者や消費者が参加すること、⑤食べ方や加工方法など地域固有の食文化の保全をあわせて積極的に進めることが必要である。

第4に、生産者の自家採種や品種づくりについては、近代農業が進められる中で、先に記したように、科学的管理が困難などの理由により、事実上否定されてきたが、生産者の主体性や農業の全体性の回復の問題を含めて、農業研究機関や種苗会社とは異なる生産者固有の技術や知識体系として再評価および掘り起こしを早急に行う必要がある。

2009年10月3日に日本において開催されたテッラ・マードレにおいて取りまとめられた呼びかけ文「農業における生物多様性の再生に向けて」(別紙)で示されているように、種(たね)を採り、守っていくという作業は実際には大変であるが、種を採って作物を育てることで作物への思いが深くなる。同時に、種(たね)から始まって、収穫し、花が咲きふたたび種(たね)に至るという作物の一生を知ることで、いままで見えなかった個性や特性、欠点などが感じられるようになる。作物の栽培技術を習得しても、種(たね)を自分で育成しなければ、その作物の個性を知って活かすことはできない。また、自家採種を繰り返すことにより、当該の品種の環境適応が進んで風土に適合したものとなり、病虫害などへの抵抗性が強くなる。

第5に、生産者、さらには市民による種(たね)を守るネットワークを形成して、やがて、国を越えた地球規模での種を守るネットワークに発展するように相互に交流し支援し合うこと取り組みを進めていく必要がある。

以上の課題について、スローフードでは、地域の大切な農産物や水産物、あるいはその加工品であるが、今日のような経済至上主義の社会的風潮の中では絶滅の危機に瀕しているものをリストアップし、必要な支援を行うアルカやプレシディオなど「味の箱舟」プロジェクトなどを長年進めてきた。今後は、日本において、このプロジェクトの充実を図りつつ、個々のアルカやプレシディオの生産基盤を強化し、アルカやプレシディオの生産者が地域を越えた相互連帯を進めていくこととしているが、そうした取り組みの重要が、広く知られる必要がある。

また、生産者と消費者とを結び付けることも重要性である。このことは、学校の菜園で自家採種を含む作物や家畜の生産を行い、生産された農産物を料理して給食に供するスローフードにおける食育の取り組みである「スクールガーデン」のような教育のプロジェクトを含む。また、農産物直売所や産直など、流通過程を短縮して生産と消費をダイレクトに結び付ける取り組みも重要である。

第6に、こうした取り組みの主体としての小規模生産者の重要性の認識が必要である。種(たね)や味の多様性を守るには、工業化農業の主役であり、過度に生産性や経済性を重視している大規模経営や企業的経営は適しているとはいえない。

第7に、地域の伝統的な食品加工業者や料理人の果たす役割の重要性の認識の必要と連携の強化、支援が必要である。地域の伝統的な食品加工業や料理は、長い歴史をかけて地域の風土、さらには農業と密接につながり、地域固有の食文化を形成してきた。従って、その存在は、地域の生産者にとっては元来密接で不可欠なものといえる。地域の食品加工業者や料理人と地域の生産者との連携を進めることにより、相補的な関係は強固なものとなり、同時に、生産から消費に至るフードシステムの距離を短縮することが可能となる。

また、地域の伝統的な食品加工業者や料理人は、固有の知識や技術、経験を有しているが、小規模生産者同様、経済至上主義の風潮の強い現代社会においては、絶滅の危機に瀕している。そのため、その知識や技術の継承、さらには後継者の確保を含めて食品加工業者や料理人への支援を行う必要がある。

第8に、地域の自然環境に適合し、生物多様性を重視した農業(さらには漁業)、食品加工、流通、さらには消費者の食卓に至るローカルフードシステムを、地域全体で支えてサスティナブルものに確立する必要がある。

第9に、種(たね)と味の多様性が守り、育まれて、はじめて、里地里山を含む農業における生物多様性の保全が可能となることがきちんと認識され、種(たね)と味の多様性の問題が生物多様性をめぐる議論の中心的な課題の1つとして位置付けられる必要がある。

第9に、以上の課題の解決のため、必要な公的支援が行われる必要がある。

スローフードとしては、山積する課題に対処するため、これまで以上に取り組みを強化することとしているが、生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明として、種(たね)と味の多様性の重要性について、特段の提起を行うものである。

以上

2010年10月18日

スローフード国際本部 会長 カルロ・ペトリーニ

スローフードジャパン 会長 若生 裕俊

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農業における生物多様性の再生に向けて

現在の農業において、危機的に感じるのは、種が生産者の手から離れてしまっていることです。生産者の本来の姿は、種を自分で採ることを基本としながら、その土地や風土にあった作物を育て、守り、伝えていくことだと思います。

しかし、わが国では、特に高度経済成長期以降、生産性や経済性を過度に追求した結果、生産者は自ら種を採ることをやめ、毎年、種苗会社など外部から種を買うのが当たり前のことになってしまいました。

その結果、例えばダイコンが生産性に優れた青首の系統に急速に画一化し、各地にあった多種多彩な地ダイコンが消滅の危機に瀕するなど、生きた文化財である伝統品種・地方品種を次々に失っていき、作物の遺伝的多様性をほぼ喪失してしまっているように思われます。こうした作物の遺伝的多様性の急速な減少は、第1に近親交配による繁殖能力の低下につながり、やがては種の絶滅につながる可能性をもたらしています。第2に1840年代において主食であるシャガイモの遺伝的画一化が招いたアイルランドの大飢饉のように、一度に特定の病虫害などにやられて食糧危機を招く可能性をもたらしています。さらにいえば、今日の作物の遺伝的画一化は、多くのケースで1840年代のアイルランドのジャガイモ以上の画一化が進んでいることを忘れてはなりません。第3に伝統品種・地方品種に支えられた地域の個性的で多彩な食文化の消滅の危機をもたらしています。

さらに、生態系の多様性に関しては、生産性や経済性の過度の重視に基づく近代農業の下では、殺虫剤や除草剤などの様々な農薬が開発・使用され、作物以外の植物や昆虫、微生物は全て排除の対象となり、田んぼや畑が農作物と同時に生み出している多種多彩な動植物が存在の機会を失い、その多くの動植物が絶滅危惧種に指定されています。

作物の遺伝的多様性や種の多様性の低下に対しては、1960年代以降、作物遺伝資源の収集・保存を行うジーンバンク(遺伝子銀行)が各国に設立されてきました。たしかに、ジーンバンクによる対応は、将来の利用に資するために遺伝資源を集めるということ、つまり、遺伝的変異の喪失を防ぐという点では一定の効果をあげているといえます。

しかし、ジーンバンクによる保全は、生態系の中の遺伝資源の喪失には有効な手立てにはなっていません。特に国際機関などが集めた遺伝資源は国境を越えて運ばれたため、遺伝資源を持ち出された発展途上国からは厳しい批判が寄せられています。そもそも、ジーンバンクに保全された遺伝資源の利用は主として研究者であり、なくなりつつある遺伝的な多様性を保全するというよりも、むしろ遺伝資源を将来の品種改良の素材に使うことが目的であり、生態系にすむ人びとには直接の利益はありません。

何よりも深刻と思うのは、以上のような農業における生物多様性が急速に失われていることとそのことがもたらす危機的状況について大半の人が知らないことです。

こうした状況の中で、私たちは、スローフード運動において、農業における生物多様性の喪失の状況と大切さを広く知らしめ、種を守る取り組みを進めて農業における生物多様性を再生する取り組みの推進を呼びかけたいと思います。

そのためには、第1に種を守る基盤を再生するため、生産者の自家採種を基本としつつ、種を守っている人たちにスポットをあて、地域で守るべき伝統品種・地方品種のリストアップを行い、復活の取り組みを進めること、第2にわが国における種を守るためのネットワークづくりを行い、やがて、国を越えた地球規模での種を守るネットワークに発展するように、相互に交流し、支え合うこと、第3に伝統品種・地方品種の加工や料理の方法を掘り起こし、見直しつつ、広く伝統品種や地方品種の存在意義についての理解者を増やす取り組みを進めること、第4にこうした取り組みに積極的に都市生活者や消費者が参加することが必要と思われます。

種を採り、守っていくという作業は実際には大変です。とはいえ、種を採って作物を育てることで作物への思いが深くなります。とりわけ、種から始まって、収穫し、花が咲きふたたび種に至るという作物の一生を見ていくことで、いままで見えなかった個性や特性、そして少々の欠点などが感じられるようになります。

種を自ら守っていくなかで、その作物の個性を知ってより生かすことができます。自家採種に取り組み、深く種と向き合うようになると、稲穂やダイコン、大豆の1本1本に目を配るようになり、農業の面白さや奥深さをより一層感じられるようになります。そうした中で、突然変異株が発見され、地域の新しい品種が生み出されてきました。

種採りから始める作物づくりは、作物と会話ができ、想いが形にできる農業だと信じています。種が繰り返し繰り返し田んぼや畑で新しいいのちを受けるたびに、その風土に合ったいのち豊かな姿に変わっていきます。そうして生まれた種をあやし、作物の花と語るなかで、心をときめかされ感動すること、そして心から感動した気持ちを農業の場でどう表現できるのかということは、とても大切なことではないでしょうか。作物の花や種から、たくさんのことを学ぶことができます。

スローフードにおける取り組みとしては、すでに「味の箱舟」プロジェクトがありますが、このプロジェクトの充実を図りつつ、個々のアルカやプレシディオの生産基盤を強化し、アルカやプレシディオの生産者が地域を越えて相互に連帯を図る必要があると思います。また、アルカやプレシディオ以外に地域で守り育むべき作目や品種のリストアップを行い、復活の取り組みを進めることが必要と思います。

こうした取り組みは、スローフード運動でしかできないと思います。私たちは、わが国で初のテッラ・マードレを開催するにあたり、以上の取り組みを広く呼びかけたいと思います。

是非、一緒に、種を守る取り組みを進め、多様で多彩ないのちのにぎわいを取り戻していきましょう。

2009年10月23日

呼びかけ人代表:岩崎政利、遠藤孝太郎、長友姫世、秋元摩那、黒川陽子、川手督也

ザッケローニはさとうさん?

投稿日 2010年09月01日

久しぶりの投稿のあさみです。

サッカー日本代表の新監督が発表されました。
イタリアのセリエAのクラブの監督として活躍されている
アルベルト・ザッケローニさんという方です。

サッカー界では有名な方で、世界的な名監督の一人に数え
られる人だと思います。

この方の名前を見るたびに思っていたのですが、イタリア語
で砂糖を意味するズッケロの訛りではないかなぁと思う
のです。

つづりは監督の名前がZaccheroniで、砂糖がzucchero

語尾にniが付いて砂糖な人?
訛りでつづりが一つ変わるのはよくあることとして、
大目に見てもらえば、そんな気がしませんか?

ちなみに日本にいる有名イタリア人のジローラモさんの
苗字はパンツェッタでつづりはPanzetta、イタリアの
ベーコン(塩漬け豚ばら肉)のつづりはpancetta

苗字の由来って国の文化歴史が反映されていると思うの
ですが、食にこだわりのあるお国柄だからこんな名前が
多いとしたら、イタリア文化を理解する上でおもしろい
ヒントになるのかなぁと思いました。

全世界に紹介されたスローフードすぎなみTOKYOの活動

投稿日 2010年08月28日

スローフードの公式webサイト SlowFood.com(http://www.slowfood.com/)で、私たちの活動が写真入りで紹介されました。

Latest news
Japan – 19 Aug 2010
The Island in Action

The Tokyo-Suginami convivium has sprung into action to support farmers affected by the foot-and-mouth epidemic that has struck the Miyazaki prefecture of the country, Japan’s second largest growing region. The convivium joined forces with other organizations and groups of youth agriculture activists to organize the event, “Gotta do something, Miyazaki!” The occasion featured traditional dances,…

 

 

以下、日本語訳です。

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最新ニュース   日本-19 AUG 10

行動するアイランド

すぎなみTOKYOコンビビウムは、口蹄疫に襲われた宮崎県の農家をサポートする行動を起こした。宮崎は、日本で二番目に大きく発展する地域だ。すぎなみTOKYOコンビビウムは、他の団体や若い農業活動家のグループと力を合わせ、“何かしよう、宮崎”(直訳)というイベントを組織した。その催しでは、伝統的な踊りや宮崎の物産販売、基金集め、農家へ送るフォトメッセージの制作が行われた。寄付を含めた収益とメッセージは、すべて宮崎の農家に送られた。

その伝染病の最初の感染は4月に確認され、すぐに日本南部の県に拡大した。政府は4ヶ月にわたり、宮崎の農家に彼らの家畜28万頭以上を屠殺するよう命じた。それは、日本の畜産史上最大の間引きであり、2000年に口蹄疫が発生したときより100倍以上の規模だった。

「最初、メディアはその事態を見過ごし、問題が過小評価され、対策が遅れました」と、すぎなみTOKYOコンビビウムのリーダー佐々木俊弥は語る。「しかし、多くの家畜に感染が拡大し、そのニュースは全国紙のトップページを飾りました。消費者はパニックを起こしましたが、それ以上に影響を受けたのは、小規模な農家でした」

「7月の終わりには、事態はきちんとコントロールされましたが、農家にとっては、ほんとうの挑戦が始まったばかりです。現在、政府から多少の経済支援があるものの、生産を出発点からスタートさせ、消費者の信頼を回復するのは容易ではありません」

「5月に、私たちは打撃を受けた農家と連帯するため、コンビビウムのウェブサイトで、メッセージを発しました。しかし、事態がさらに悪化したとき、私たちは、もっと実際的な何かをしたい、もっと具体的な方法で彼らを助けたいと思いました。それで、私たちは、とりわけ彼らが直面している事態に注目してもらうだけではなく、彼らの再起を助けるための基金を集めるイベントを行いました」

For more information:
Slow Food Tokyo-Suginami Convivium (Japanese only)
www.slowfood-suginami.com
いっぽう、日本のもっと西では、テッラ・マードレ参加者と「同志社有機農業塾」の学生たちが、7月に収穫祭を行った。

「同志社有機農業塾」は、同志社大学と、2004年のテッラ・マードレ参加者で日本の有機農業のパイオニア長澤源一の協力により2008年に設立された。

京都近郊の絵画的な農村にあるその学校には、多くのフルタイムの従業員、農業をやりたい人、たんに農業についてもっと知りたい人や家庭菜園を始めたい人が集まった。すでに50人あまりの卒業生がおり、今年は30人を超える人が登録した。年々働き手の老齢化が進み就農者が減るなかで、すでに6人の卒業生が専業農家を始めている。

催しには、卒業生たちが育てたベスト野菜を選ぶ目隠しの試食や、さまざまな方法で焼いたり調理された学校菜園の新鮮野菜を囲む食事などが含まれた。主催者は卒業生と在校生の交流を図り、学習を促進させるためにこのイベントを行った。

この学校の多くの学生や教師が、今年の秋のテッラ・マードレ世界大会に参加する予定だ。

For more information:
Doushisha University’s School for Organic Agriculture

Annalisa Lombardo

当日の詳細は、こちらから→                            http://www.slowfood-suginami.com/forum/agri/2010/07/790/

↓    7月24日「口蹄疫 高円寺チャリティーイベント」の様子

親睦会 at 代官山・イータリー

投稿日 2010年08月19日

昨日(18日)、休会していたメンバーの復帰と新入会員を迎えて、親睦会が開かれました。場所は、渋谷・代官山の「イータリー」。「イータリー」の本店(イタリア・トリノ)は、スローフードイタリアが全面的にバックアップしています。また、会場となったオステリアのシェフ・深谷政宏さんは、私たちのメンバーです。

スローフードすぎなみTOKYOとスローフードジャパン東京・神奈川ブロックは、今後、「イータリー」との連携を深めてゆきます。

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