3月のSFすぎなみミーティング行いました(@代官山イータリー)

投稿日 2010年03月21日

昨日(3/20)晴れて気温も高い午後、代官山のイータリーは人出も多く、賑わっていました。

http://www.eataly.co.jp/daikanyama.html

そんななか、SFすぎなみのためにバールの一角を開けていただき、3月のミーティングを行いました。

3/6の奈良総会を受け、SFジャパンの体制が大きく変わることになりました。
全国を10のブロックに分け、各ブロックが単位となり、その総体としてのSFジャパンというかたちです。

各コンビビウムも、そのブロックを意識しながら、という活動になっていくでしょう。
しかし、基本となるのは、各コンビビウムが自分たちの活動をしっかりと腰を据えながらやっていくことにほかなりません。

SFすぎなみがこれから何を目指すのか—-。
そのために、まずは各メンバーが「スローフード運動」とは何か、生物多様性とは何かをきっちり一人ひとりが自分の言葉で話せるよう勉強会を開こう、ということになりました。

そして、それらをしっかりインプットした上で、「日本発のスローフード」を世界に発信していこう、ということになりました。

なぜ「日本発」か。

イタリアから起こり、世界に広まったスローフード運動ですが、「味の箱舟」の言葉一つとってみても、西洋キリスト教的な考えを背景に持っている点が否めません。

また、「生物多様性を“守る”」、「小生産者を“守る”」という言葉が、美しい反面で、東洋的な価値観と実は少しそぐわないのではないか。

西洋キリスト教では、人間は人間であって、他の動物や植物や、生命とは違うものとしてとらえる。
だからこそ“守る”という価値観が出てくるのです。

一方で、東洋の特に仏教の考え方では、人間と動物や植物や他の生命との境界はないのです。
生命は輪廻して、人間も動物や他の生命体になるかもしれない。
そこから、“命をいただく”という価値観も出てくる。

また、日本、東アジアの気候風土は温暖湿潤であり、自然災害も多く、これらの自然と闘うのではなく“共生”するものとして、そこから“生かされる”という考えになってくる。

一方、西洋では、自然は征服するもの、コントロールするもの、という考え方があるのではないか。

これら、大きく違った価値観、気候風土、自然観、そこから生まれた食文化を背景に持つ私たち日本人が、そのまま西洋的価値観を移植しようとするから、どこかぎくしゃくしてしまうのではないか。

考えてみれば、西洋諸国に混じって国内オフィスを持つのはアジア、アフリカ、南米等を見ても日本だけなのです。

ですから、これらの根本的違いをきちんと意識しながら、スローフードが伝えようとしていることを日本、東洋の価値観で咀嚼していく。
そこで浮き彫りになる根本的な違いを、きちんとイタリアはじめ西洋に伝えていく。

それが、逆に、世界的運動であるスローフードに新たな可能性を加えていくことにもなるでしょう。

こうして初めて、日本がスローフード運動に関わることの意義もまた見えてくるように思います。

そこから始めていく。

それを確認したミーティングでした。

そして、今回、場所を提供していただいた代官山イータリーやイタリア文化会館などとの協力関係を具体的に構築していくなどのスキームを、今後、組み立てていくことになります。

次回、4月のミーティング勉強会は、4月17日(土)の午後2時30分~5時30分にすることが決まりました。

場所は、イタリア文化会館が借りられそうでしたら、九段下イタリア文化会館にて。

難しそうなら、杉並区内の会議室にて行います。

クロマグロ禁輸否決・・・遠洋漁業と、“G8”の一員であることと

投稿日 2010年03月20日

ワシントン条約の締約国会議で、懸案の大西洋クロマグロ禁輸案が否決されたのは、とりあえず日本の庶民の食卓にとっては、朗報といえるでしょう。

しかし、海洋資源を世界の海に出かけていって獲りまくる、という行動に対しては、今後も風当たりが強まるように思えます。

ここへきて、連日注目されているのが、“近大マグロの完全養殖”。
http://www.flku.jp/aquaculture/tuna/index.html

昨年訪問してきた長崎県対馬でも「トロの華」のブランドでマグロ養殖を行っていますが、これは“畜養”ですね。

畜養については、結局は天然資源を獲ってきて育てる、莫大な量のえさをその間必要とする、そのための環境や生態系への影響を懸念する声も聞かれます。
http://www.maguro-jp.com/fishing/culture/

では、完全養殖ならいいかといえば、やはり意図的にというか、狭いところにいるので結果的にというべきか、トロの部分を増やしながら養殖する、というのがちょっと気になります。

これはしかし、消費者の側の問題かもしれません。
幕内秀夫さんが言うように、消費者が「美味しい」と言うとき、必ず「甘い」「やわらかい」が背景にある、逆に言えば「甘く」「やわらかく」することが売れる決め手となって、そういう食品ばかりが開発され、味覚や噛むことの衰えが指摘されています。

かといって、天然クロマグロをえんえんと大西洋まで出かけていって獲る、そこに費やされるガソリンとCO2、そして他国への配慮を考えると、大差で今回否決されたとはいえ、この際、日本人として反省すべき点もあるかもしれません。

さて、今回、禁輸“賛成”に回ったのは欧米諸国が中心。
これは、G8メンバーと、ほぼ重なります。

G8メンバーは、日本、ドイツ、イギリス、アメリカ合衆国、フランス、イタリア、カナダ、ロシア。

日本は、欧米諸国に交じって、唯一アジアでG8のメンバー。
これが、ある種の日本人の潜在的誇りであるように思えます。

しかし、同時に禁輸“賛成”国のほとんどが、リーマンショック後の「金融危機」であえいでいる国。

新興国を入れたG20でないと、現在の経済的勢力図を反映していないのは明白です。
日本も、G8–欧米諸国の一員であることをいつまでも誇りに思っていると、「金融危機」であえいでいる国々と一緒に沈んでいってしまうのでは?—-なんて言うと、言い過ぎでしょうか。

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極秘リビア説得工作が奏功…クロマグロ禁輸否決
3月20日1時29分配信 読売新聞

 大西洋クロマグロの禁輸が最大のテーマとなったワシントン条約の締約国会議は、予想外の大差でモナコや欧州連合(EU)の禁輸提案を否決し、「ドーハの悲劇」は回避された。

 予想外の日本圧勝の裏には、途上国を中心に欧米主導の禁輸案への反発のうねりと、日本政府の周到な準備があった。

 ◆極秘訪問

 否決の流れを作ったのはリビアだった。18日の第1委員会では、リビアの代表が同国の最高指導者カダフィ氏ばりに、「(マグロの国際取引禁止は)先進国による陰謀だ!」と声高に主張し、途上国の反欧米の心情に訴えた。さらに、議論の打ち切りと即時採決を提案し、急転直下、否決へとつながった。

 実は今年2月末、水産庁の宮原正典審議官が極秘裏にリビアを訪問し、締約国会議でのクロマグロ禁輸反対に支持を求めていた。日本の説得工作で、当初関心が低かったリビアから、最終的には「日本支持」の言質を引き出すのに成功した。

 国際会議では途上国と先進国の対立がしばしば表面化する。いつもは途上国と利害を異にする日本が周到な準備を進め、今回はうまく途上国の欧米主導に対する不満をすくい上げ、“反欧米”と言えるうねりを引き出せたことが、大事な局面で奏功した。

 ◆中・韓とも連携

 今回の会議では、サメ類の商業取引を制限する案も提案されている。中国が、漁業規制の波がクロマグロからサメ類などに飛び火し、フカヒレなどの貴重な食材の確保に影響が出ることを懸念し、日本と共同歩調をとった点も大きい。

 委員会採決で、漁業国のアイスランドが秘密投票を求め、認められたことも日本にとっては有利に働いた。禁輸反対派のアイスランドはEUへの加盟交渉中だ。

 新興国や中国、韓国との連携や、欧州内の足並みの乱れを確認し、事前の劣勢との見方が一変。日本政府は次第に否決に自信を深めていた。

 「いまなら勝てそうです」

 赤松農相のもとに、17日、ドーハの町田勝弘水産庁長官から電話報告が入ると、赤松農相は「勝てるなら一気呵成(かせい)にやろう」と、即日採決で否決に持ち込もうとするアラブ諸国に乗る腹を固めた。

 「モナコ大敗」。農林水産省内の対策室に、マグロ禁輸案否決を伝える現地・ドーハから電話が鳴ったのは、マグロ禁輸の議論初日の18日深夜だった。

(ドーハ 是枝智、実森出、カイロ 福島利之)

最終更新:3月20日1時29分

甲州街道に拡がるとうがらし

投稿日 2010年03月19日

先日、FMたちかわの「東京ウェッサイ」に、スローフード江戸東京の成田さんにご出演いただき、内藤とうがらしプロジェクトについてお話しいただきました。

番組の内容は↓のページで聞けます。
http://www.tokyowestside.jp/channel/partner/guest/narita-shigeyuki/

成田さんに出演いただく前に、下調べで八王子と日野のとうがらし地蔵を訪ねました。
その際にとった写真をアップします。(写真はダブルクリックで大きくなります。)

八王子駅北口甲州街道北側にある禅東院のとうがらし地蔵

禅東院

禅東院 左下がとうがらし地蔵です。

真ん中が古いとうがらし地蔵 戦争で焼かれて色が変わってます。

とうがらし地蔵の由縁、八王子のとうがらしを新宿に卸していたようです。

 

日野駅近く甲州街道北側のとうがらし地蔵

甲州街道を北側に入った住宅地の中にあります。

ボヤッと赤く見えるのがお地蔵さまの赤い前掛け。夕方に携帯カメラではこれが限界。左下にとうがらしが供えられてます。

 

日野とうがらし地蔵の由来 ぼけててスミマセン 目にご利益のあるお地蔵さまのようです

内藤新宿と日野、八王子が甲州街道で結ばれており、ともに品種が八房。
江戸時代は徒歩でとうがらしを運んでいたんでしょうね。
2ヶ所のお地蔵様からそんな歴史のかけらを感じました。

「食文化伝承の現代的な意義」(スローフード岩手・茂木さんのレポート2007年より)

投稿日 2010年03月18日

3年前に、スローフード岩手の茂木さんがレポートしてくれた勉強会のレビューが妙に印象に残っています。

今年は、国連が定めた「生物多様性年」です。
http://www.cbd.int/2010/welcome/

失われていくのは、動植物種だけではありません。
伝統、文化も放っておけば伝承されなくなっていきます。

それが果たして何を意味するのか・・・・考えさせられます。

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スローフード岩手・茂木さんのレポート2007年より
 印象に残ったこと

 1.講師のお話から
「食文化伝承の現代的な意義」

 食文化伝承の意義は、単に昔の食を懐かしむことではない。風土と先人の知恵が一体化した地域固有の食文化の基底には、神々や先祖、家族に 対する人々の祈りや願い・感謝そして愛がある。

 食は、命を育むだけでなく、心と絆を育む。心と絆を育むための食のあり方は、
①家族で協力して食卓作り
②家族揃っての食事、
が欠かせない。

 現代は飽食の時代であり、流通や冷蔵技術の発達から、保存食の必要性は薄れている。
しかし、食糧・エネルギーの多くを外国に依存するなかでの飽食であり、紛争や温暖化・異常気象の影響等により、食料不足の時代が来る可能性もある。

 もし先祖代々受け継いできた食糧保存・調理(お腹を満たすと共に、限られた食材で美味しく食べるための知恵も)を私達の世代が放棄してしまえば、将来の世代を見殺してしまうことになりかねない。

 飽食の時代にあればこそ、食の大切さを認識し、伝統の技術を受け継いでいかなくてはならない。
 2.“シゲばあ”のお話から

 昔から節句には5つのお膳を用意した。

 ・神様 ・仏様 ・大黒柱 ・井戸 ・厠

 そして、神様用はその家の家長が、仏様用はおばあさんが、大黒柱用は長男が、井戸用はお嫁さんが食べた。厠用のお膳は桐の葉で、お皿は桑の葉、節句が終わると半紙で包み、川に流した。

 常に冷害・飢饉の恐れがある岩手では、いかに食べ物を確保するかが重要であり、保存できるものは何でも保存した。また、食べ物を粗末にすることなど考えられない時代であった。

 嫁は毎日家の雑巾がけをするが、床を磨くだけでなく、食べ物がこぼれていないが探すことも大事な仕事で、こぼれたひえ飯のひえ一粒でも粗末にしてはならなかった。

 何事においても「もったいない」の気持ちがあり、81歳になる今でも、その気持ちを失ってはいない。
 3.参加者の意見をまとめると…

昔とは家族のあり方が変化し、家庭の中で食文化を伝えることが難しくなっている。
しかし、コミュニティの中で受け継いでいくことは可能。

岩手の山村には高齢者が多く、様々な知識や技術・知恵が蓄えられている。
それらを引き出し、交流を通じて伝えていくことがスローフード岩手にできる役割ではないか。

立川市民農園

投稿日 2010年03月17日

立川では3月1日から今期の体験農園や市民農園が始まり、暖かかった先週末あたりからウチの近所の市民農園でも作業が始まったようです。
立川市には柴崎町と幸町に合計382区画の市民農園があります。
立川駅南口から徒歩15分の住宅地にあるこの農園も100区画もあります。

立川市柴崎町の市民農園

この農園の脇には玉川上水の柴崎分水という農業用水路があり、農園利用者が水やりをするのにも使われています。

農園と玉川上水柴崎分水

区画ごとにトンネルをつくる方もいれば、露地でやる方もいたり、化学肥料が撒いてある区画もあります。それぞれに個性があって眺めているだけの私としては面白いのですが、露地で植えた苗を小鳥がつついているのは大丈夫なのでしょうか(^^;)

今夜の肴

投稿日 2010年03月15日

ぼくは、自宅で夜を過ごすときは、たいてい、自分で酒の肴を作ります(自宅で仕事することが多いぼくに比べ、出版関係の妻は、帰宅がほとんど午後10時過ぎです)。今夜は「オッ!」と思うほど安かったので、天然物のヒラメのエンガワと、シタキリ(青柳)です。ヒラメもシタキリも、この季節が旬です。

ただいま、満喫中・・・・・。

今後、ヒンシュクをかわない程度に、肴をUPしてゆきます。

農業政策が変わる!?

投稿日 2010年03月14日

 

3月6日の奈良大会に出席する前夜、共同通信の速報をチェックしていたら、こんな記事がありました。

以下に、コピペしておきます。大規模化の転換は、スローフードの理念には沿っていることだと思うのですが・・・・・・

(*赤字は引用者)                              ↑山の間の田。佐賀県三瀬村の風景

政府、農協経由見直しを明記 

農業基本計画素案

 政府が今月中に改定する食料・農業・農村基本計画の素案が5日、判明した。これまでの農協を経由する政策の大幅見直しを明記。農家自身による取り組みを重視し、農家への直接支援に切り替える「農政大転換」を掲げた。農業の大規模化路線は転換し、小規模を含めた多様な農家の育成に力を入れる。

 政権交代を受け、民主党色の強い計画。農協や農協とつながりの深い農家の反発が予想されるほか、大規模化の見直しは国際競争力の向上につながらないという批判も出そうだ。

 素案はこれまでの農業政策について、農業団体経由では、団体とかかわりが薄い農家への効果が限定的だったと指摘。「可能な限り施策対象に直接作用するものに改善する」として、戸別所得補償制度の導入を後押ししている。

 今後は「意欲のある者が主体性と創意工夫を発揮することを促す『個々の取り組みを大切にする施策』に転換する」とした。

 現計画が一定規模以上の農家への農地集積を掲げたのに対し、新計画は「意欲ある多様な農業者を育成する」として、路線転換を明確にした。

2010/03/05 23:01   【共同通信】

立川市農業ウド

投稿日 2010年03月13日

立川市農業

スクラップからの記事です。

ウド地下栽培

1.東京都の立川市・国分寺市・武蔵野市などの北多摩地域には江戸時代から、地下に
掘った穴蔵でウドを栽培する独特な技術が伝わっている。

2.日光を一切当てず栽培した純白なウドは「東京ウド」として、市場評価は高い。高
橋正直さん(72)は立川市で2代にわたってウドを作る。息子正士さん(36)。

3.穴蔵=奥行き8メートル・幅4メートル・高さ1.5メートルの室で栽培する。入
口は垂直から斜面。運搬が楽。内部の壁に波板を当て鉄柱で補強。

奈良大会、行ってきました

投稿日 2010年03月10日

↑会場の「新公会堂」能舞台の壇上に立つ、新・旧理事たち
 
3月6日に奈良市の「新公会堂」で開かれたスローフードジャパン第7回(NPOになってから3回目)全国大会に参加しました。
既報の通り、2月20日のリーダーズ会議で、若生会長は辞任を表明しました。
それに伴って新設された「東京・神奈川ブロック」の理事に、2月27日のSFすぎなみの総会で了承され、新理事に立候補した佐々木代表の就任は、大会でも了承されました。
これまでの若生会長・萱場事務局長・理事・監事は、新体制に移行するための暫定的な措置として、一年間の期限付きで役職を継続します。
会議の内容は、できるだけ早くSFすぎなみのMLで流す予定です。
しばし、お待ちを。
(by Batten)

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投稿日 2010年03月07日

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